PSVita 約32万台でスタート
いよいよ登場の新ハード。手に取ると、有機ELディスプレイが大変に美しく、次世代きたって感じがします。
発売日当日は、朝早くから大型電機量販店などに行列ができて大盛況だったという報道が流れました。一方で、売り切れるほどではなく、もちろんお店にもよりますがそれなりに在庫はあり、消化率、つまり初回出荷数に対する販売台数の割合はそれ程高くはないとも言われています。
というわけで今回は、約32万台のスタートということが、PSVitaにとってどういう意味を持つ数字なのか考えてみたいと思います。
3DSと同等のスタート
今後は、3DSを買おうか、PSVitaを買おうか迷う人も出てくるんでしょうね。
両者の違いとして、発売月の違いが大きなポイントとして挙げられます。3DSは2月発売ということで、初週、翌週ぐらいまではハードを触りたいコアなゲームファン、あるいは任天堂ファンが購入しましたが、その後の需要を伸ばすのにはかなり苦労した印象があります。おそらく、発売日に飛びついたのがコアなファンであることはPSVitaも同じでしょう。ここから、翌週、翌々週、さらには年始も含めて、ゲームの販売が大きく動く商戦期にどこまで伸ばして勢いをつけられるかが重要になってきます。
ただし、発売月こそ年末商戦の12月と有利ではあるものの、10ヶ月のアドバンテージを持ったライバルの3DSが8月に1万円値下げした上、スーパーマリオ3Dランド、マリオカート7、モンスターハンター3Gと大型タイトルを用意し万全の体制で勝負をかけてきています。そういう意味で、より苛烈な市場争いの中ハードを伸ばしていかなければいけない状況でもあります。
PSVitaのスタートについて考える時、もう1つ、比べておくべきハードがあります。