注文住宅/家づくりの流れ・基礎知識

家づくりのうっかりミスを防ぐチェックポイント(2ページ目)

家づくりにおいてやはり一番心配なのは誰に頼んでしっかりとした家を建てるかということでしょう。家づくりに関しては様々なところに相談窓口が設けられていますが、そこには欠陥・不具合・不良施工に関しての相談が1番多く寄せられます。悪意のある欠陥はもってのほかですが、ほとんどがうっかりミスです。そのうっかりミスを防ぐにはどこをチェックすればよいのでしょうか?

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

うっかりミスを防ぐためのポイント

建物の配置
図面だけでなく実際の現場で建物の配置、車庫の寸法、出入口と道路の関係、室外機・給湯器の位置と隣家との関係をチェックする

地盤の補強

地盤調査の結果を踏まえ、補強の必要性や補強の方法などを聞く

基礎工事

ここでは鉄筋が正しく組まれているが大切です。まもりすまい保険の検査があるので、第三者チェックが実施されます

木工事の建て方
材料の著しい割れや欠けたものなどはないと思いますが、あるかどうかをチェックする。大切なのは適正な金物が使われているかどうかで、耐震性にはこの金物が重要なポイントになります。

防水工事
屋根での下地、サッシの防水処理、水の勾配、防水塗装の塗り残しなどが大切なポイントです。これらは現場で監督に質問したりして確かめるとよいです。

外装工事
サイディング張り、塗装をするにしても下地に凸凹がなく平滑になっていることが大切です。下地のせっこうボードのつなぎ目などもチェックするポイントとなります。


配筋検査の様子

配筋検査の様子

以上が主なポイントです。もちろん細かくはほかにもたくさんありますが、現場であまり細かく聞いて工事関係者にいやな思いをさせてしまうのはよくありません。、気持ちの良い聞き方を心がけて下さい。例えば工事のある時点で、この会社はまかせて大丈夫と思えばチェックなどせず信頼することも大事です。現場監督によっては信頼されればより責任をもってきちんとした施工を心がけるものです。それには建て主も施す心を持って温かいまなざしで工事を見守ることも大切です。近年は建てる側も施す心をもつ人が少なくなったように感じます。
信頼関係を築ければ現場は竣工後も長いお付き合いができるものです。
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