自動車保険

実録!自動車保険見直し 片方をダイレクト型に(2ページ目)

FPに相談に来た顧客の自動車保険見直し実録です!家族で2台もしくはそれ以上の車を所有している人で、代理店から保険に入っている人は多いのでは? 一部ダイレクト型切り替えてみると家計の節約になるかもしれません。

執筆者:石川 英彦

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一括見積もりは保険会社選びの入り口

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便利な一括見積もりだが、詳細見積もりは各保険会社で行うことが大切

今回の相談者へは、ダイレクト型保険会社各社への一括見積もりをするよう提案しました。効率よく多くの保険会社から見積もりを取得できるからです。

見積もりの際には、相談して決めたことを反映するよう車両保険を見積もりに入れること、人身傷害補償は被保険自動車に搭乗中のみにすること、運転者限定は本人限定(本人限定がない保険会社もあるのでそのときは夫婦限定)にすることをアドバイスしました。

一括見積もりサービスは複数の保険会社からまとめて見積もりを取ることができるため便利なサービスです。保険スクエアバン、インズウェブ、価格ドットコムなどが有名です。

自動車保険は保険会社によって年齢条件の区分が異なっていたり、運転者の限定条件が異なっていたりなど、どの保険会社でも自分が希望する条件ピッタリで設計できるわけではありません。よって一括見積ではその違いをあえてひとまとめにしていることから見積もりの精度としては決して高いとはいえないのです。必ず各保険会社のサイトで詳細な見積もりを行うようにしてください。一括見積もりサイトは自分に適当な保険会社を見つける入り口程度と考えておくのが無難です。
 

自分なりの優先順位をつけることが大事

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何を重視するのかという自分の基準を考えよう

相談者の今回の保険選びの優先順位は、保険料が安いことが一番でした。乗る頻度が少ないため、できるだけコストを下げたいという強い気持ちがあったからです。また、保険料を分割払いできることもポイントの1つでした。ダイレクト型の保険会社の場合、分割払いができない保険会社もあります。相談者の優先順位をまとめると、
 
  1. 月払いが可能なこと
  2. 車両保険を付けても今までより保険料が安いこと
  3. 無料レッカーサービスの距離が長いこと

でした。結果的には、代理店で今までどおり車両保険がない内容で継続した場合の保険料とダイレクト型を利用して車両保険を付けた場合の保険料の差がほとんどなく、分割払いができたこと、さらに大手損保会社の系列の会社だったため安心感もあったことなどが決め手になりました。

自分の選択基準を整理できない、もしくはそもそも選択基準にどういったものがあるのかよくわからないものについては、目立ってわかりやすいことを基準に選んでしまいがちです。自動車保険でいえば保険料やロードサービス、××ランキングといった比較しやすいものに目がいきやすい。もちろん参考にはなりますが、自分に適当な基準とは限りません。自分がよく知っているものには自分なりの選択基準があるのと同じように自動車保険にも自分なりの基準をもつようにしましょう。

ある程度自動車保険の理解が深まれば具体的な基準も出てくると思いますが、「これだけははずせない」といったことから基準を考えてみてください。以下、基準として考えられる項目をいくつか紹介しますので参考にしてください。

■保険会社
安心感、イメージ、好み、ブランドなど

■納得感
保険料、サービス内容、信用度などの総合力

■保険料
安さ、支払い方など

■ロードサービス
レッカーの距離、現場応急処理の内容など

■特約
自分に必要な特約の有無
※本件ガイドが提供する記事は、特定の保険商品の募集を目的としたものではありません。また、掲載される情報の著作権は株式会社オールアバウトが有し、各国の著作権法、各種条約およびその他の法律で保護されています。
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