カーナビ・カーオーディオ/カーナビの選び方/使い方

カーナビで知っておきたい基礎知識 その3(3ページ目)

カーナビを購入する上で知っておきたい基礎知識。その3は、AV機能に関する用語を紹介。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

タイムアライメント(タイムコレクション)

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左右前後のスピーカーからの音が同時にリスナーに聞こえるように調整可能

前後左右の各スピーカーから出た音が、リスニングポイント(一人乗車の場合は運転席)において同時に耳に届くように調整できる機能。

リスナーに近いスピーカー(右ハンドル車の運転席の場合、もっともリスナーに近いのはフロント右スピーカー)の音を遅延させ、タイミングを合わせる。

高級カーオーディオでは、同じフロント右スピーカーでも高音用のトゥイーターと低音用のウーファーを個々に調整できるものもあるが、カーナビに搭載したタイムアライメント機能は、左右、前後と大まかな調整しかできないものが多い。


イコライザー

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グラフィックイコライザーは、調整がグラフィカルにわかる

周波数ごとに音の強弱を調整できる機能。グラフィックイコライザーとパラメトリックイコライザーがあり、グラフィックイコライザーは、調整できる周波数があらかじめ決まっていて調整が比較的簡単。パラメトリックイコライザーは調整する周波数などを任意に決めることができるのでよりきめ細かい調整ができるが、そのぶん調整は難しい。

AVナビではグラフィックイコライザーが一般的だが、アルパインのようにパラメトリックイコライザーを搭載したタイプもある。バンド数が多いほど、調整はよりきめ細かくできる。


クロスオーバー(ネットワーク)

スピーカーで再生する範囲を調整する役割を持つもの。AVナビに内蔵のクロスオーバーの多くは2ウェイ・タイプで、サブウーファーを加えたときに、フロント(&リア)スピーカーに入力される音楽信号の低域側をカット(ハイパス)したり、サブウーファーの信号の高域側をカット(ローパス)して、お互いが再生する音の、かぶる音域を調整する。これをうまく調整することで、低音が引き締まり、音のつながりがいい再生音が得られる。


サウンドフィールドコントロール

デジタル技術により、元の音に反射音や残響音を加えることで、コンサートホールやクラブ、教会などに近い音響を創り出す機能。最近は、この機能を持つ機器が少なくなったが、イクリプスやカロッツェリアなどのいくつかのモデルに搭載されている。


サウンドレトリバー/メディア・エキスパンダー等

MP3やAAC、WMAなどの圧縮音源は、元々の音楽データを圧縮するときに、人の耳に聞こえにくい小さな音や高域成分などの情報が削られる。そのため、元の音に比べると、音楽の躍動感や迫力が弱くなりがちなのだが、それをデジタル技術によって補完する技術。

アルパインのメディア・エキスパンダー、カロッツェリアのサウンドレトリバー、サウンドリストアラーなど、呼び方はメーカーごとに異なるが似たような機能で、これを搭載したモデルは、iPodをはじめ、圧縮音源がよりいい音で楽しめる。

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