志望動機とはそもそも何か?

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あなたの志望理由、説得力があるだろうか


志望動機とは何でしょうか。

「なぜこの企業・仕事に興味を持ったのか」

これが正真正銘の志望動機です。なぜこのような自明のことを改めて確認したかというと、志望動機を聞かれているのに志望動機とは到底思えないことを述べる人が実にたくさんいるからです。

次の志望動機の例を見てください。

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私は、これまで家電メーカーの人事部門で労務管理業務を担当してきましたが、外部への業務委託が進みましたので、会社の早期退職制度を利用して退職いたしました。

これまで長年取り組んできた経験を活かせる仕事を探しています。店舗運営に関する御社求人を拝見しましたが、異業種の未経験者も積極的に採用されているとのことですので、私もお役に立てるのではないかと思い応募致しました。

御社とご縁がありました際は、お客様に満足と喜びをお届けしたいと思います。

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これは志望動機でしょうか?もう一度読み直してほしいのですが「なぜ興味を持ったのか」という問いに対して、まっすぐ答えているのはどの部分でしょうか?「異業種の未経験者も積極的に採用されている」という部分が、かろうじて質問に答えていますが、200文字あまりの志望動機文の中で、質問に答えているのは全体の1割にあたる20文字だけです。
 

ダメな志望動機は「そもそも志望理由を答えていない」

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志望理由が不明瞭だと面接官は混乱する


この志望動機の例文を見て、何に気づきますか?まずは文章の構成を見てみましょう。最初に自分は何者で、なぜ今の会社を辞めたのか、前置きからはじめていますね。そして「経験を活かせる仕事」がしたいとは言っています、労務管理業務を指しているのでしょう。後半になると「異業種の未経験者」でも応募できることに言及し、「お役に立てる」と言っています。あとは「お客さまに満足と喜びを届けたい」という言葉で締めくくっています。

話は続いていますが、面接官が一番聞きたい「志望する理由」がどこにあるのかがわからないため、これでは評価のしようがありません。「なぜうちの会社、もしくはこの仕事に興味を持ったのか」という点において、果たしてこの志望動機を聞いた面接官は納得したでしょうか。「なるほど!そんなに熱い理由で志望してくれたんだね!」と膝を叩く光景は残念ながら目に浮かびません。

志望理由が悪いというよりも、上で紹介したケースはそもそも「志望理由を答えていない」のです。おそらくこれが一番多いパターンなので、ぜひ皆さんも自分の志望理由を見直してほしいと思います。
 

わかりやすい志望動機の例

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「なぜ興味を持ったのか」の問いに対して、まっすぐ答えよう


ではここで、もう一つ、志望動機の具体例を見てみましょう。

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人と直接コミュニケーションがたくさんとれる仕事に興味があり、その点で多くのお客様と接点を持てる小売業に興味をもちました。

店舗運営の仕事は未経験ですが、人事担当として社内の関係部署の要望を聞き、相手の期待に常にこたえることを心がけてきたことが、そのまま新しい仕事に活かせるのではないかと感じております。

小売業の現場ではパート社員を含めた多くのスタッフの労務管理があると思いますが、その点でも私のこれまでの経験を活かせると考え応募させて頂きました。

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さて今度の例文はどうでしょうか。「コミュニケーション」がキーワードです。未経験の業界への応募であることは同じだとしても、先述の例よりもこちらの方がわかりやすいと思います。人事部で労務管理をしてきたこととも、うまく志望理由を関連づけています。つまり、志望理由と自己PRがうまく連動しているのです。

一見、全く関連性がない家電メーカーと小売業界であり、人事の仕事と店舗運営の仕事は一致しているわけではありません。それでも、うまく人事の仕事の特徴を述べることで、店舗運営の仕事との共通性を打ち出すことに成功しています。異業種で店舗運営の未経験者でも積極採用している会社であるということから、ここで述べた志望理由があれば、かなり面接官の好感度は上がると思われます。
 

志望動機は自己PRと連動させると高評価になる

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前の仕事との共通点をアピールしよう


以上のように、志望理由を面接官に伝えるときは注意が必要です。「なぜ興味を持ったのか」にまっすぐこたえず自分側の事情を説明したり、世間一般の話をしたりしてはダメなのです。評価の高い志望動機には、わかりやすさがあります。そして自分のやってきた仕事との共通性をうまく説明することで説得力が増します。

つまり、自分がこれまでやってきたことはすべて自分にとって「関心があること」であり、それとの共通性を新しい仕事に見出しているのだから、当然その新しい仕事にも関心がある、という論調でいけばいいのです。その上で、自分が即戦力として貢献できること、つまり「仕事との関連性が高い」自己PRとうまく連動させて話を締めくくることができれば、かなりの高評価が期待できるといえます。

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