セイロンティー専門店 青山ティーファクトリー

青山一丁目から表参道に向かう青山通りにあるビルの地下1階。スリランカ紅茶に特化した紅茶専門店があります。

毎日飲んでも飽きないセイロンティーを

「インドの紅茶も好きだけどね」と前置きしながら、なぜスリランカの紅茶にこだわるかを話してくれたのは店主の清水さん。「セイロンティーは毎日飲んでもやっぱり飽きない。それに、クオリティー紅茶でも価格が高すぎるということにはならないから」という。

確かにインドを代表するダージリンなどは、春摘みのファーストフラッシュに始まり、夏摘みのセカンドフラッシュなど、旬のもので有名茶園のものは高価格帯で売られていますからね。

毎日飲むなら、香りや味に優れて、価格も比較的手ごろなセイロンティーとなるのはうなずけます。

旬の紅茶でおもてなし　専門店ならではの取り扱い

青山ティーファクトリーで一番人気はディンブラ。店主の清水さんも、味と香りともにバランスが良いディンブラが一番好みだそうです。また、同店おすすめはその時の旬の紅茶。現在の一押しは、ウバ　アイスレビー茶園（上の写真　ポットサーブで520円）。2011年ピーククオリティーで、シャープで爽快な渋みと、ややグラッシーな感じをうかがわせる、すがすがしさも備えた紅茶。

同店はティーポットで提供。約3杯分の紅茶が入っています。1杯目のフレッシュな風味から次第に渋さが表れる2杯目、そして渋みを存分に楽しめる3杯目、と紅茶の味の変化も味わえます。専門店ではありますが、お客様には好きなように飲んでいただきたいとのことですから、さし湯やミルクなど必要に応じて対応してくれます。

同店では扱う牛乳にもこだわりがあります。群馬県から直送してもらう東毛酪農の低温殺菌・ノンホモジナイズド（乳脂肪分を均質化しない）牛乳を使用。牛乳のおいしさを残すのが「加熱温度75度まで」と、ロイヤルミルクティーを作る際の牛乳も電子レンジで細かく温度管理するほど。

同店人気のロイヤルミルクティー（700円）は、ミルクの主張が少なく、紅茶の香りや味を重視した仕上がり。すっきりしたのど越しが特徴です。使用する茶葉は取り扱う茶葉から合うものを選んでいるそうですが、現在はキャンディ　ロスチャイルド茶園のCTC紅茶を使用。

旬のセイロンティー選びは自らスリランカの茶園を回り、テイスティングして選ぶそうです。セレクトの基準はやはり飲みやすさと紅茶の風味のバランス。店内でブレンドすることはなく、その年スリランカでできた紅茶の味を楽しみたい人が同店の常連。

フードメニューはサンドウィッチ（550円～）、アメリカンワッフル（520円～）それぞれ数種類を用意しています。さらに、サンドウィッチ、アメリカンワッフル、紅茶からなるアフタヌーンメニュー（1500円）もおすすめ。

店内は一日中ジャズが流れるカジュアルな雰囲気。その時のセイロンティーの旬を味わいに訪ねてみてはいかがでしょう。

【店舗情報】
青山ティーファクトリー
所在：東京都 東京都港区南青山２丁目１２−１５ 南青山2丁目ビルB1
Tel: 03-3408-8939
Open: 10:00 ～21:30（平日）、11:00～19:00（土曜日）、11:00～18:00（日・祝日）
ラストオーダー閉店の30分前
年末年始・茶葉買付期間休業

■関連リンク　青山ティーファクトリー
店内で扱う紅茶も販売。その時の旬のセイロンティーを買うこともできます。