古くから他国との交易が盛んだったカンボジア

ベトナム、ラオス、タイと隣接し、古の頃から陸路や海路を経て、インドやローマ帝国とも交易があったといわれるカンボジア。

カンボジアといえば、世界遺産に登録されるアンコールワットが有名だが、この建築物が造られたのは、クメール王朝が栄えた時代。クメール王朝とは、当時、インドシナ半島の大部分とマレー半島の一部までも領土としていたといわれる大帝国のことである。

中央集権化が進めば進むほど、舞踊や織物といったあらゆる文化が発展し、華やかさが増すのは当然のこと。もちろん、料理も例外ではなかった。
アモック・トゥレイ

魚をココナッツ風味に蒸しあげた、カンボジアの名物料理「アモック・トゥレイ」。(カンボジアにて)

そんな歴史をもつ「クメール料理」とは、いったいどんな料理なのだろうか。

移転して1年。知る人ぞ知る穴場店

カンボジアの市場

カンボジアの市場には、野菜や魚肉類はもちろんのこと、生のハーブ&スパイスペーストなども並ぶ。

東京のとある街に、クメール料理を掲げる店がある。

「クメール料理 アプサラ」だ。この店がオープンしたのは、2009年。当初は早稲田駅近くに店を構えていたそうだが、2010年10月に神楽坂に移転。以前よりも、より多くのひとの目にふれる店となり、一度訪れた人は、気に入って何度も足を運ぶひとが多いのだという。

実は、ワタシは早稲田時代には、アプサラの存在を知らなかった。つい先日、神楽坂の裏路地をふらりと散策していたときに発見したのである。そのときに、店のひととカンボジア話で盛り上がり、店の経緯を聞いたという次第だ。