ひとつめは処理能力と思考力を育てること
どの問題にどれだけ時間をかけるか、過去問を見返して、組み立ててみましょう
中学入試では、問題が難しく量も多いことで有名な学校でも計算問題の得点が合格者平均の3分の1を占めることもあります。計算に自信をもつことで、テストのときに見直しをする時間も減らすことができます。
逆に、計算に自信がなければミスを発見するために見直して時間もかかり、2回目に問題を解いたときに違う答えが出てしまい、見直しをしたためにかえって間違える可能性もあります。計算問題や語句・漢字などの知識分野など短時間で解ける問題を一定時間でできるだけ多く解くことによって、処理力とともに集中力をつける勉強方法を取り入れていくことが大切です。
学校や塾の授業での先生の話は、思考の道筋といった点では刺激を与えますが、自分自身で考える思考力と応用力はテストで発揮されます。テストという決められた時間内で集中して問題に取り組むことで、授業では解けなかった問題がテストで解けることがあります。家庭学習でも時間を計って行う習慣をつけましょう。1回の家庭学習時間を、各教科の入試制限時間を参考にしても良いでしょう。国語・算数が60分程度、理科・社会が45分程度となります。