CLIPがデザインしたメゾネット・タイプ
1. C住戸:壁と天井はスイスの天然漆喰と再生紙&ウッドチップでできた壁紙。床はメープル無垢板。 2. D住戸:土間空間は、2.7mもの長さがあるシューズボックスやベンチ収納がある。窓際は間口いっぱいの細長い吹抜け。 3. E住戸:1階の寝室は、ドライエリアに面した吹抜けと階段側に設けた開口によって地階と繋がる。 写真撮影は全て鳥村鋼一 |
続くC、D、Eの3住戸のインテリアは、CLIPの棚橋国年彦さん、松永英伸さん、松山太郎さんが担当しました。
1階で中心に位置するC住戸は、上階にキッチンと水廻りを配し、地階はリビングとワイドなガラス欄間で間仕切りられた、3部屋の個室があります。全ての部屋で2方向に設けられた開口が、光と家族の気配をやさしく伝えます。
D住戸は、玄関スペースを貫通した土間空間を持つ「自転車生活プラン」というテーマの家です。吹き抜けに面したバルコニー状の子供室は、土間空間さらには下階のリビングとも繋がっています。地階はLDKのワンルームで、間口いっぱいのドライエリアに面した開放的な空間です。
最も奥に位置するE住戸は、シンプルなワンルームが2つ重なったような設計です。1階には吹抜けに面した畳敷きの寝室があり、家族の団欒の場である地階の大きな空間は、将来の住まい方の変化に対応できるように、必要最低限の機能だけで構成しています。
◆建築データと建築家プロフィール