真のナポリピッツァ「さくらぐみ」

海

赤穂の美しい海。遠くに見える山が、まるでヴェスヴィオ火山にすら見える。

海が近くにない盆地の京都で「海を見ながら美味しいものが食べたい!」と思い立った時、 少し遠出する海辺の町といえば、若狭、和歌山、志摩、そして明石~赤穂あたりでしょうか。中でも今回ご紹介する赤穂の岬の先端「赤穂御崎(みさき)」には、海と空を独り占めできそうなテラスを持ったナポリピッツァのリストランテがあるので、時にその吸引力に抗えなくなるのです。

そのリストランテの名は「さくらぐみ」。店名は、ここに移転する前の、赤穂駅に程近い旧店舗に大きな桜の木があったことに由来するそうです。
看板

「さくらぐみ」の店前。この看板が目印です。

お店にはすぐ北側にある伊和都比売神社のほうから海に向かって降りていってもよいのですが、西側から海辺の遊歩道をそぞろ歩きながらアプローチすると、「真のナポリピッツア協会」の「no.92」、つまり世界で92番目の認定店(日本では最初の認定店)という看板と、海に面した大きなタイル張りのテラスが目に飛び込んできます。
テラス席

オールブルーを望むテラス席も完備

テラス席に座ると、右手には小豆島、正面には家島諸島が点在し、海と雲ひとつない空と島々を眺めていると、それだけでここに来た甲斐があったと、店内に入るのも忘れて動きたくなくなってしまいます。パヴァロッティかグリゴーロのオー・ソレ・ミオでも流れてきようものなら「ここはソレントかアマルフィですよ」と言われても、「Si(そうだね)」とイタリア人モードに入ってしまうかもしれませんね。
窯

特注のピッツァ窯

店内にあるピッツア窯もイタリアで作ったものを、はるばる日本まで運んできた特注もので、ガス窯ではなくナラの木の薪をくべて焼く薪窯です。

次ページでは、コース料理を御紹介します。