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伝統のニット、ガンジー島生まれのガンジーセーター

アランセーターに比べて知名度こそ低いが、同じく漁師たちが愛用した歴史あるニットが、ガンジーセーターだ。ガンジー島で創業したガンジー ウールンズ社製の本物感を楽しんでもらいたい。この冬の必須アイテム!

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

ガンジーセーターに注目

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錨マークを胸に配したガンジーセーター2万2050円(渡辺産業プレスルーム TEL:03-5466-3446)

アランセーターほど有名ではないが、ガンジーセーターも最近注目されてきている。今回紹介するガンジーセーターを編んでいるガンジー ウールンズ社は、1976年にガンジー島で創業したメーカーだ。

ガンジー島はイギリスとフランスの間にある小さな島で、その島に住む漁師たちが着ていたニットがガンジーセーターのそもそもの始まりなのである。

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マリンの雰囲気漂うボーダーのガンジーセーター2万3100円(渡辺産業プレスルーム TEL.03-5466-3446)

漁師は船乗りでもあるので、まずは英国の沿岸から広まっていき、17世紀には世界的に知られるようになったようだ。

もともと限られた地域から生まれたこのセーターも、流行の追い風を受けてか、エリザベス一世やスコットランドのメアリー王女といったロイヤルファミリーにも愛用されるようになった。

また、ホレイショ・ネルソン提督はその実用性から英国海軍に推薦し、1857年にはカナダに駐屯する英国兵の防寒着として装備された。

このように地味な存在ながら、英国人に欠かせないニットとして長い歴史をもつニットなのである。


次のページではさらに詳しく紹介する。
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