スクエアなボディに斬新なインテリアが安い!?
旧型よりも有機的なデザイン。モノ感はありませんが、これはこれでおおいにアリだと思います(CMでブルドックのイメージとか打ち出したのは逆にマイナスかも)。室内は実に広々としていて、また後席が前席よりも少し高めのシアターレイアウトです
デビューは2008年11月。爆発的にヒットした旧型のコンセプトを踏襲しつつも、室内は曲線で構成されていたり、また広い開口部を持つサンルーフには和紙のイメージを持ったロールブラインドの「SHOJIシェード」を用意するなど、新しいアイデアが数多く採用されています。また旧型は日本中心に販売されたモデルでしたが、この3代目は欧米など海外でも販売されることが最初から想定された、グローバルカーでもあるのです。
先代同様に、片側にヒンジを配して横開きにしたバックドア。ヒンジのあるほうは外板で多い、反対側はガラスを配して左右非対称のデザインに。また助手席側の後部座席の後ろ(ラゲージ横)にも、はめ殺しですがウインドウを備えています
先ほどbBと比べましたが、詳細に比較してみましょう。同じ2009年式(キューブは2008年11月デビューなので2008年式が少ない)で見てみると、原稿執筆時点でbBは1.3Sの88.0万円(4.4万km/修復歴なし)が見つかりました。いっぽうのキューブは15Xで75.0万円(4.4万km/修復歴なし)がありました。しかも興味深いことに、両車は同じ販売店で売られているのです。さらに言えば、bBは1.3L車でキューブは1.5L車。ね? キューブっておいしいでしょ?
もちろんインテリアや価格だけではなく、キューブの魅力はまだまだあります。次ページで詳しく見ていきましょう。