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あなたは保険を選べる人?それとも選ばれてしまう人?(2ページ目)

生命保険に加入した方が良いのか?どの保険に加入した方が良いのか?どの保険がお得?生命保険の加入に関していろいろ迷うことはあるかと思いますが、加入できることが当然のように考えていませんか?実は保険に加入できない人が意外と多いのです。あなたは保険を選べる人ですか?それとも選ばれてしまう人ですか?

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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保険会社の契約の引き受け方

契約に特別条件がつくこともある

契約に特別条件がつくこともある

保険会社が保険契約を引き受ける場合でも、申込みの内容をそのまま引き受けるのではなく、特別条件を付ける場合もあります。条件の付き方には下記のような種類があります。

  • 保険料の割増し
    死亡リスクが他より高いとの判断により、他の契約との公平性の観点から、契約者が月々や毎年支払う保険料を割増しにする条件です。条件を承諾すれば加入でき、不承諾なら加入できません。割増しの度合いはリスクによって異なりますが、2割程度は割増しになるケースが多いようです。
     
  • 保険金額の削減
    死亡リスクが他より高いとの判断により、加入してからの一定期間については保険金額を削減する条件です。保険会社にとってリスクが徐々に減っていくとの判断だと保険金額の削減となり、リスクが徐々に増えていくか変わらないとの判断だと保険料の割増しとなるようです。削減の期間は加入から5年以内の場合がほとんどです。
     
  • 特定部位を不担保
    主に医療保険に付けられる条件で、体のなかの特定の部位については、入院や手術保障等の対象外とするものです。例えば、過去の健康診断で異常を指摘されたあとに医療保険の申込みをすると、その部位が不担保(保障の対象外)になってしまうような可能性があります。
     

選ばれてしまう人でなく選べる人でいるために

保険の申込みをして加入を断られたり保険金削減の条件を付けたれたりするとかなりショックです。保険会社に「あなたは他の人よりも死ぬ確率が高い」と言われているようなものだからです。保険会社や保険商品を自由に選べる立場と、保険会社から選ばれてしまう立場では、当然、自由に選べる立場の方が良いです。選べる人でいるには保険会社の求める要件をクリアするしかありません。健康状態については日々の努力が必要です。ただ、危険な職業については、生命保険加入のために転職するようなことはせず、その業界人向けの保険を優先的に検討して下さい。

公的な健康保険制度とは違って生命保険への加入は誰でもできるわけではありません。生命保険とは縁のない生活も選択としてありますが、もし加入をのぞむなら、保険会社や保険商品を自由に選べる立場でいられるよう心掛けておきましょう。

※保険契約の引き受け条件は保険会社や保険商品によって異なります。詳細については保険会社や保険代理店、保険募集人等に確認して下さい。



【関連リンク】
・ 医療保険の告知書、中身をチェック!
・ 保険料は男性と女性で同じとは限らない!!
・ 健康でなくても入れる保険ってどうなの?
・ スポーツ選手は自由に保険を選べない!?
 

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