ダイナミックに楽しむ2億年前のカルスト地形
大石林山を代表する巨大な奇石群、悟空岩。タワー状の石灰岩が並ぶことからタワーカルストと呼ばれています。写真提供:大石林山
そして、日本では唯一のカルスト地形地帯なのです。カルスト地形とは、長い歳月をかけて雨水などによって浸食されてできた地形のことで、ダイナミックに空に向かってするどく尖った岩や、烏帽子型の岩、すりばち状にくぼんだ鍋池など長い歳月によって刻まれた自然の神秘の奇石群を目にすることができます。
そんな奇石や巨岩の地である大石林山のあるアシムイが神々へ通じる信仰の地として崇められてきたのも自然の流れというものでしょう。カルスト大地に浸食された石灰岩が造り出した奇妙な岩々(ピナクル)の景観は、一見の価値アリ。奇岩・奇石のおりなす不思議な空間に驚異的な自然の力を感じることができます。