作り手は良かれと思って作っている収納ですが、実際には使いにくいものもあります。片付かないのは、使い手にスキルがないからとは限りません。こんな収納は要らない! と言いきってしまいましょう。

 

不人気第3位:靴が出しっぱなしに?!

下駄箱収納

壁一面の引き違い戸もいいのでは?

私たちの生活スタイルで根強く残っているのは、玄関で靴を脱ぐことです。すでにお分かりのように海外では玄関に下駄箱はなく、クローゼットに靴を収納する習慣があります。仮に玄関で靴を脱ぐとしても、レインブーツなどを一時的に置けるシューズラックがある程度です。

バリアフリー化されて、玄関のタタキと室内床の段差のない日本の住まいもありますが、土足と上足の区別はしっかり踏襲されています。ということは、やはり玄関には下駄箱収納が欠かせません。以前は腰高くらいの下駄箱が人気で、カウンターに季節の飾り物などをする家庭が多かったのですが、今では床から天井までの大きな収納が好まれるようです。さらに、狭い玄関で圧迫感のないようにということで、タタキの床面から浮かせた下駄箱へと変化するなど、下駄箱にも移り変わりがあります。

そんな移り変わりの中で、見落としていたのが扉のこと。観音開きの形式が多いのですが、実は出し入れが意外に面倒なのです。それは、脱いだ靴をしまうとき、下駄箱から靴を出して履くときをイメージしてみると分かります。そのときに自分のいる所は、室内の床上のはず。ところが、観音開きの下駄箱は、タタキの上に立って正面から使うようになっています。わざわざサンダルを履いて出し入れするか、爪先立ちで直にタタキに降りるか、思いっきり腕を伸ばすか。ちょっと無理なかたちで使っているのです。

でも、これは簡単に改良できます。室内から出し入れしやすくするには、室内側の扉を片開きにするだけ。よく履く靴をそこに収納すればすぐに解決できます。扉の裏にスリッパラックを付けておけば、さらに使い勝手がアップ。下駄箱は見た目が大事ですが、繰り返し使う収納としてちょっとした改良が必要です。

次のワーストも心当たりがあると思います。