しまわないから片付けやすい
日々生活していると、部屋にモノが出たままになることがよくあると思います。でも、すべてを戸棚にしまいこむと、かえって探し物が増えて困るといった経験はありませんか? 頻繁に出し入れするモノであれば、もっと手軽なスタイルで収納できたら、片付けやすくなるはずです。たとえば、子どものプリントはときどき点検しないと、いつの間にか溜まりがち。Yukoさんの場合は、リビングダイニングの棚をプリントの定位置に。つい後回しにしたくなるプリントの整理にも、扉のない収納にするだけで気持ちが軽くなります。プリントはクリアフォルダで仕分けをしたら、ファイルボックスに立てるだけ。手間がかからないから、結果としてこまめに整理ができるというわけです。
裁縫箱も同じように、すぐ使える場所に置いてあります。取れてしまったボタンやホツレを直すのも、気づいたときにできるように、キッチンカウンターが定位置です。そして、裁縫箱の隣には、小さなメラミンスポンジの入ったガラス瓶。汚れたら、その場ですぐに落とせるようになっています。
手を伸ばせばそこにある。そんな手軽な場所にあるから使いやすいし戻しやすい。それが無理なく片付くポイント。では、扉のある収納はどう使ったらいいのでしょう。次に、収納の鬼門ともいえる押入れを見せてもらいましょう。