収納に合わせた所有量
大きくて場所をとるプリンターも収納されている!
それを実践しているのが、ダイニングルームにある壁面収納。長さ2メートルほどの収納には、趣味のモノから生活必需品まですべて収まっています。収納スペース内は3区画に分かれていて、それぞれ可動棚で調節できる仕様です。
区画ごとの使い分け
クローゼットの奥行55センチでも生活用品の収納OK
収納は多ければ多いほどいいと考えて、必要以上に収納スペースをとりがちですが、その意図とは逆に収納からモノが溢れるという皮肉なことが起こります。そこで一つの解決策として、収納を所有量に合わせるのではなく、収納に合わせて所有するという発想に切り替えてみましょう。モノの定位置を決めて、所有量を制限することで収納スペースが少なくなり、居住スペースが増える。当たり前なことですが、間取りを考えるときには思い出してほしいものです。
さらに間取りの検討を進める際には、家族それぞれに収納スペースを割り当てて、住まい全体の収納量をシミュレーション。収納場所の立面図を使って、モノをどこに収めるのかを配置図として描いて、収まり具合を具体化することをおススメします。衣類の多い家庭の場合は、想定しているクローゼットのサイズとその収納量と照らし合わせて、新しい住まいでのモノの持ち方を設定しておくといいでしょう。