マイケルのチャリティといえば!
このジャケットだけで、映像が浮かんだ人、手を挙げて! はい、ガイドと同世代ね、きっと。
マイケル・ジャクソンとチャリティーといえば、まず思い浮かぶのが、"We are the World"です。エチオピア難民救済を目的とし、全米のトップスターが集まった"USA for AFRICA"に参加した際にライオネル・リッチーと共作した曲でした。
今でこそ、ロックスターがチャリティー目的でコンサートを開いたり、曲を書いたりするのは当たり前のことですが、当時はとても画期的なことでした。
なんたって、「ロックンローラーのチャリティーなんて偽善だ」と堂々と批判する人もいた時代でしたからねぇ。「結局、アメリカ人だけしか集まっていない!アメリカ中心主義じゃないか」といった厳しい声もありましたっけ。
一方では、"We are the World"が、誰でも口ずさめるわかりやすいメロディと普遍的な歌詞であることなど、音楽的には高く評価されていたのも確かです。
いろいろなことを言われはしましたが、"USA for AFRICA"は、前年にイギリスで結成された"Band Aid"と共に、チャリティー活動をするミュージシャンの潮流を作った活動でした。
マイケルは、その前年の1984年にもアルコールや薬物による家庭問題の克服を呼びかけるチャリティー活動への貢献したことを称えられ、レーガン大統領からホワイトハウスに招待されています。