間取りをつくるのが難しい時代になった
間取りは誰にでも作れます。ましてパソコンで容易につくることも出来ます。しかしながら間取りを考えることは難しくなってきたとも言えます。それは平均的な家族像を描き出すのが難しい時代になったことや、生活スタイルが日本スタイルばかりでなく欧米スタイルにもなり間取りにもそれほど差がなくなっているので幅広い捉え方が必要なってきたからです。これからの住まいづくりの考え方
ここ10年、住宅は耐震や性能のアップはもちろん、環境・省エネなど大きく変化を遂げてきました。もちろん間取りも個室重視で細かく仕切るのではなく、大きな空間を開放的で広がりのある構成になって来ました。さらにこれからの住まいづくりはどのような考え方をすれば良いのかを考えてみると・・・・住宅は作品と言うより、ひとつの運動体と捉える
→環境、地域の財産など
・用途を決めない空間を用意する
→フレキシブルな使い方ができるスペースの確保
・大家族で家族が役割分担を持った住まい
→二世帯同居の良さを見直す
・子どもの個室の作り方と与え方をしっかり考える
→広さの確保ではなく会話がしやすいスペースづくり
・昔の日本家屋から学ぶ工夫
→多少の不便さから会話を生み出している。人との気配。自然との気配。
光への考え方を学ぶ
昔ながらの日本家屋