最初は輸入車として、ヒットを受けて国産車に
グレードは基本2種類。Sと、その上にGがあり、それぞれに2WD/4WDが用意されています。上級グレードのGならキセノンライトとアルミホイールが標準装備となります
当初は生産がイギリスのサンダーランド工場で行われていたため、日本では輸入車扱いでした。しかし発売1ヵ月半後の7月には受注が1万台を突破するなどスマッシュヒット。日本ではRAV4やCR-Vよりも売れるという状況です。このため2008年からは、九州工場でも生産するようになるほどでした。人気ゆえ中古車価格もまだ100万円を切りませんが、それでもデビューから4年が経ち、ようやく150万円以下で4WDモデルも選べるようになりました。
日本とロンドンのデザインチームが共同でデザインしています。チーフデザイナーはシュワルツさん。そのせいか、欧州車っぽさを色濃く感じさせます。全長はエクストレイルより275mmも短いのに全幅はわずか5mm短いだけです
4WDシステムには日産お得意のオールモード4×4を搭載。数ヶ月後に登場するエクストレイルはその進化版である4×4-iを投入していることからもわかるように、デュアリスはあくまでシティユースが中心です。とはいえ、もとはスカイラインGT-RのアテーサE-TSがベースの4×4。オートモードにすれば走行状況に応じて自動的に前後のトルク配分を100:0~50:50の間で切り替えてくれるので、オンもオフも安心して走ることができます。
もちろんデュアリスの魅力はこれだけではありません。次ページでもっと詳しく見ていきましょう。