住宅設計・間取り/収納プラン

洗濯と収納動線がスムーズな間取り(2ページ目)

たかが洗濯と思っていませんか? 家事のうちでも、時間と手間と労力のかかるのが洗濯です。洗濯動線をもっと短縮して、気持ちよく楽に家事のできる間取りにしましょう。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド


洗面所を中心とした間取り

1日の生活の中でどのタイミングで着替えるかというと、朝起きた時から始まって外出や帰宅した時、入浴の時というパターンが一般的。そして着替える場所と関連付ければ、寝室と洗面所まわりで行われることになります。
洗面脱衣所と家事室

個室のあるフロアに洗面・浴室・物干しを配置

そのつながりを洗濯動線に当てはめてみましょう。洗面所を中心に物干しバルコニーとクローゼットを配置することで、動線が短縮できます。スペースに余裕があれば家事室を設けて、そこで取り込んだ洗濯物をたたむのもいいでしょう。また、家族の衣類をウォークインクローゼットに集中させて収納すれば、洗濯後の流れがスムーズになります。


キッチンを中心とした間取り

炊事と洗濯を同時に進行したい家族は、キッチンを中心に考えるのが合理的です。洗濯後に干して、乾いたら取り込んでたたんで収納。その流れを直線で結んだ動線上に、部屋を配置します。
衣類収納と室内干し

家事室には衣類の一時干しができると便利

キッチンの隣には家事室を設けるとともに、キッチンを通り抜けて物干し場へ。そして、着替え兼収納としてのウォークインクローゼットが家事室の近くにあると、洗濯動線がさらに短縮されます。クローゼットには、洗濯回数の多い子どもの衣類をはじめ、家族の部屋着などを収納するといいでしょう。

シーツや布団カバーといったかさばる洗濯を楽にこなしたい場合は、寝室と同じフロアで洗濯動線が完結するのが理想的。洗濯の時間帯、洗濯の干し方、しまい方になど、自分のスタイル間取りに反映させることが大切です。室内干しの習慣があるなら、そのスペースも想定しておきましょう。

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