注文住宅/トラブル・欠陥住宅・シックハウスを防ぐ対策

自分でできる欠陥・手抜き工事を防ぐ12のポイント(3ページ目)

住まいに不具合が起きる原因は施工不良です。それを防ぐのが工事監理や第三者のチェック機関の仕事です。しかし、建て主が自ら現地に足を運んで工事が確実に進んでいるか見極めることも大事なことです。では工事中の現場の何をチェックすれば良いのでしょうか?12のポイントをまとめました。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

12のチェックポイント -後編- 

7.防蟻処理はどうしているかを確認
一般に地面から1mまでの部分に防蟻処理をします。
薬剤が不要な施工方法もありますので、確認しておきましょう。
佐川旭建築研究所

オレンジ色の部分が薬品


8.振れ止めはどれですか
屋根の骨組みにありますので、現場で聞いてみてください。振れ止めがないと小屋組が揺れやすいのです。基準法でも義務付けられています。

9. ゴミや職人さんのモラルはどうか
・建築は専門用語や細かい部分の納まりもあり、現場に行ってもわからない所がたくさんあります。そんな時は現場の掃除がよくなされているか、モラルはどうかなど参考にするとよいでしょう。管理が行き届いている現場は丁寧な仕事をしている目安になります。

10.断熱材はきちんと施工されているか
断熱材は柱と柱の間に隙間なく埋めこまれていますか。室内の湿気が壁の中に入って断熱材が濡れないように柱の部分も防湿シートで覆うように施工されているかも確認しましょう。
佐川旭建築研究所

断熱材吹付け


11.開口部の防水処理はされているか
雨漏りが起きやすいのは窓などの開口部です。防水テープや防水シートなどで処理されているか、確認しましょう。外壁の施工後であれば、現場で聞いてみてください。

12.内装・外装の仕上がりはどうか
仕上げ状態のチェックは難しいので、床のきしみ、建具や扉の開け閉め、壁紙の貼り合わせなどをチェックするとよいでしょう。


欠陥・手抜き工事を見逃さないよう、これらの項目をチェックしましょう!
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