テクノポップ/アーティストインタヴュー

ネオロマ宣言!ゲッカンプロボーラー(5ページ目)

菊田兄弟となって初めてのアルバム『Romantheque』をリリースするゲッカンプロボーラーにインタヴュー! 兄弟でやるにいたった経緯、ニューアルバム、新しいレーベルaorizm recordsまで語って頂きました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

aorizm records

ガイド:
今回のアルバム、既にインタヴュー記事でも紹介させてもらったミトメマコトさんと同じくaorizm recordsからですね。レーベルの主宰は弟さんが、レーベルのポリシー、ちょっと堅過ぎれば、カラーのようなものはあるんでしょうか?

yaskikuta:
ノーコメント!

HIDE:
いちいちうるさいな!
音の部分で言うと勿論打ち込み、ダンスミュージックになりますよね。ただ僕が重要視しているのはアーティスト、スタッフの向いてる思考の部分なんです。アーティストとレーベルの役割を完全に分けてしまうのは僕の意とは反してるんですよ。これだけみんなが手軽に音楽を造れて、しかもそれを自宅にいながら世界中に発信出来て... そんな中、ただカッコイイ音楽を量産出来るアーティストには正直興味が無い。そうじゃなくて、造ることと売ること両方にちゃんと思考が向いてるセルフマネジメントの出来る集団こそレーベルの目指してるとこですね。簡単に言うと文化祭なんですよ。みんなで案を出して、準備して、宣伝して、本番迎えて、打ち上げして...それを一生やりたいんです(笑)。

ガイド:
ミトメさんにも同じ事を言ったのですが、確かにミトメさんとゲツプロには通じるものを楽曲から感じます。

yaskikuta:
付き合い長いし、最近特に一緒に遊んでるもんな~。

HIDE:
そういう問題?
どっちも男臭いのは確かですよね(笑)。ここ一年以上一番近い位置でやってきましたから音的に近いのは必然だと思います。
ただ詞の世界観は真逆だと僕は思ってます。ミトメ君は良い意味で陰がある詞を書く。そこに惹かれる人も多い。我々にはない部分なので少し羨ましい部分でもあります。ゲツプロは切なくてもどこか前向きな詞。色々な表現方法ではありますがゲツプロの曲は全て応援歌なんです。

ガイド:
他にaorizmとしてのリリース予定などはあるのでしょうか?

HIDE:
近々、スペイン人2組ユニット、ELECTRONIKBOYというバルセロナ在住アーティストのアルバムを出します。
10/15には来日ライブを吉祥寺のCLUB SEATAでやる予定です。他にはゲツプロとして色んなアーティストとのコラボレーション企画も考えてます。ゲツプロフェスタ、ゲツプロオールナイトフェスタ、uFoNなどパーティーの企画も引き続きやっていきますよ。
勿論まだ聴いてない人は先日リリースしたミトメ君の1stアルバムもチェックしてほしいですね。
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