テクノポップ/アーティストインタヴュー

ネオロマ宣言!ゲッカンプロボーラー(3ページ目)

菊田兄弟となって初めてのアルバム『Romantheque』をリリースするゲッカンプロボーラーにインタヴュー! 兄弟でやるにいたった経緯、ニューアルバム、新しいレーベルaorizm recordsまで語って頂きました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

リスペクト

ガイド:
オープニングのインスト曲「リスペクト」・・・聴いている内にそのタイトルの意味が読めてきました。Kraftwerkの「Trans Europe Express」へのリスペクトが! 僕のようなテクノポップ・リアルタイム世代にも訴えかけます。他にもリスペクトネタがありますよね(笑)。

yaskikuta:
届いてくれて嬉しい。往年のダンスミュージックの断片が見え隠れしてますよね。僕らが学生の頃に影響されたクラブサウンドが全てこの1曲に詰まってる気がする。まさにリスペクトなんだ。

HIDE:
尊敬するあの方々へ捧げる大事な1曲です。

ディスコボール~ハイウェイ

ガイド:
そして、2曲目のエレクトロディスコど真ん中「ディスコボール」から「ハイウェイ」へと続く前半の展開がツボです。「ハイウェイ」は、キラキラの80年代感とちょっと切なくて甘いJ-POP的90年代感が微妙に入り混じった曲に聴こえます。単なる再構築ではないのが、やっぱりゲツプロだなぁと。

yaskikuta:
「ディスコボール」はゲツプロ節全開。丸出しだなこりゃ。スッポンポンだわ。シンセベースにアルペジオ重ねてシンセばかばか弾いてヴォコヴォイス連打ね(笑)。スゲー楽しい音なのに歌詞とメロが切ないんだよね。ゲツプロってさ。

HIDE:
ヴォコードヴォイスで「ディスコ!ディスコ!」って今時ないですよね(笑)。その古臭い80s感もゲツプロです。

yaskikuta:
「ハイウェイ」は今までのゲツプロにはないテイストがあるかな。おっしゃる通り90sのJ-POPまんまの雰囲気が出てる。だからこそサウンドは最新の色で造ったんだ。この曲造ってネオロマンティックってここだなって思った。

HIDE:
この曲はゲツプロとして新しい試みでしたね。最初にライヴでやったときはみんなどう反応していいか分からない・・・みたいな感じでしたが、今では汗だくですよ(笑)。
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