掃除/風呂・洗面所掃除

掃除しやすい洗面所の秘密とは?(2ページ目)

朝から晩まで、日がな忙しない洗面所、洗面化粧台という場所。ここの掃除はいっけん簡単なようで、実のところかなり厄介なものです。しかし今回、ご紹介する洗面化粧台では…? 驚きの仕様をご紹介します。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

洗面所のカウンター面が少ないほど、ごちゃつきは減る

LIXILのPiara

リクシルの洗面台「Piara」。濡れたモノ(使用済みコップ等)を衛生的に乾燥させることのできる、水切りラック状の「ウェットパレット」も、これまであるようで無かった新発想

ごく普通の洗面所では、およそ楕円形の洗面器を中央に、カウンター面が左右に取られています。が、ここに載せられているモノが多いほど、掃除は難儀になります。皆さん自身も、「何となく」このへんに置いておきたいもの、載せておくと便利なような気がするものが、洗面所に多いのではないでしょうか?

歯ブラシ立てやコップは元より、家族の数だけ種類があることも多い歯磨き粉。手洗い用の液体石鹸、消毒用のジェル剤。化粧水や洗顔料、コールドクリーム、クレンジングオイルといったメイク道具。ヘアブラシ、ヘアドライヤー、ヘアワックス等ヘアケア用品。それから、ティッシュやコットン類、タオル、などなど。

こういった「スタメン」以外にも、下洗い待ちの洗濯物や、粗相してしまった子どもの下着、使用済みの綿棒など……洗面所に限らずですが、テーブルや机など「面」が広いとそれだけで、いたずらにモノが溜まっていってしまう罠があります。カウンター面がある程度広い洗面所というのも、また、つねにこの罠に晒されているのです。

けれどもPiaraではどうでしょう。そもそも、洗面器の形状が「ボウル」という形ではありません。まるで、理科実験の時に使う流しのような、スクエアな「シンク」に近い。加えて、既存の洗面所に比べて、このカウンター面に位置づけられる「面」が著しく少なく抑えられています。具体的には、「ドライパレット」と呼ばれる最小限の面を残すのみ。歯磨き時のコップやブラシなどを一時置きするのに過不足のない幅は確保されていますが、潔いほどに余計な面はいっさい残されていません。


排水口の位置や形状によってゴミの溜まり方が変わる

排水口も掃除しやすい

排水口に髪の毛が溜まりにくくしたり、フランジをなくして掃除をしやすくするなど、最新の洗面台は工夫がいっぱい

また、汚れの巣窟になりがちな排水口・排水栓にも目を向けてみましょう。知らず知らずのうちに毛髪などが溜まってしまい、そこにさらにゴミがたまり、そうして排水が滞ることによってぬめりやカビが発生してしまう……など、負の連鎖がおこりがちな部分でした。

しかし、水流を科学的に分析した排水栓内を独自の斜め形状にする工夫によって、排水を邪魔せず的確にゴミや毛髪をキャッチすることができるようになっています。また、排水口そのものの位置も凝っていて、「右奥」に配置されています。

加えて、手入れを怠ると容易に不潔感が漂うフランジをなくした点にも注目です。こうすることで、爪楊枝でゴリゴリと水垢を穿る?必要もなくなることでしょう!


この他にも、Piaraにはさりげなくも画期的な仕掛けがたくさん。まるで大陸棚のようなシンク底のカーブや、水栓金具の位置やかたち、収納部のトレイ等にも施されています。使い勝手ももちろんですが、いちいちにお手入れの簡便さが気遣われていることが分かります。

既存のイメージや、固まった価値観を気持ちよく解してくれる、新時代の洗面所。あまりにも掃除が大変!ならば、いっそこんな最新式の洗面化粧台にリフォームしてしまうというのも、一手なのかもしれませんよ!

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