ネットショップで「稼ぐ」ためのポイント
4つのポイントをうまく押さえて、バランスの良いショップを作りましょう
ネットショップで稼ぐためのポイントには、次のようなものがあります。どれかに偏りすぎないよう、バランスの良いショップを作りましょう。
1.閲覧者数を増やす
どんなに魅力的な商品を販売していても、誰もそれを知らないのでは話になりません。実際の店舗で言えば、人っ子ひとり通らない不便な場所に店を構えるようなものです。
まずはショップの存在や、どんな商品を売っているかを知ってもらい、1人でも多くの閲覧者を集める必要があります。
そのためによく利用されるのが、次のような集客施策です。
- SEO対策(検索エンジン対策)
- リスティング広告
- 行動ターゲティング広告
- アフィリエイト広告
ここで気をつけておきたいのが、見込客以外の閲覧者を大量に集めても、実際の販売には繋がりにくいということです。自分のネットショップの見込客がどういう人たちで、どんな集客施策が効果的かをよく考えましょう。
2.コンバージョン率を高くする
せっかく多くの閲覧者を集めても、実際の購入に繋がらなければ「ザルで水を汲む」ようなもの。貴重な広告宣伝費をかけて集客施策を行った甲斐がありません。
集客施策を行う前には必ず、商品の魅力を最大限伝えられるショップになっているかどうかを見直し、閲覧者が顧客になる率(コンバージョン率)を高めるように努力しましょう。扱っている商品にもよりますが、成功しているネットショップのコンバージョン率の目安は2%前後です。通常のネットショップの場合、1%もないところが大半ではないでしょうか。
気をつけるべきポイントはさまざまですが、例えば次のようなものがあります。
- 見やすく、わかりやすいサイト構成やデザインにする
- 商品のこだわりや他の商品との違いをしっかり説明する
- キレイでわかりやすい商品写真を多用する
- 商品の使いこなし方をわかりやすく説明する
- 実際の購入者たちのコメントを掲載する
3.客単価を上げる
苦労した結果、ようやく購入者が現れたとしても、客単価が安すぎるようでは「稼ぐ」ことはできません。客単価を上げるために工夫を凝らしましょう。1回の購入で5,000円以上、できれば1万円以上を目標としたいところです。
客単価を上げるために気をつけるべきポイントとしては、次のようなものが挙げられます。
- セット商品やギフト向け商品を作る
- まとめ買いセールを行う
- 「○○円以上お買い上げの場合、送料無料キャンペーン」を実施する
- シンプルな商品の詳細ページに、少し機能の多い(少し高い)商品の詳細ページへのリンクを貼り、アップセルを狙う
- 商品の詳細ページに、オプション商品の詳細ページへのリンクを貼り、クロスセルを狙う(例えば、デジタルカメラとメモリーカードの組み合わせ)
- 単価の安すぎる商品については、ネットショップで扱わない
4.リピーターを増やす
ネットショップの場合、新規顧客を獲得するコストと比べ、一度購入してくれた顧客に再度購入してもらうために必要なコストが1/5ぐらいと言われています。
せっかく購入してくれた顧客をリピーター化して、長いスパンでの客単価を上げることにも力を入れましょう。
リピーターを増やすために気をつけるべきポイントとしては、次のようなものが挙げられます。
- 購入するたびにポイントが溜まる仕組みを作る
- 購入者向けのメールマガジンを発行する
- 購入者限定のセールやキャンペーンを行う
- 決まった期間ごとに商品を届ける「定期購入」サービスを導入する
- ネットショップで扱う商品のなかに、リピート購入されやすい消耗品をそろえる(例えば、プリンターのトナー、化粧品、健康食品など)