使いにくいと思ったときが収納方法の考えどき
ちゃんと片付けていたつもりなのに、いつの間にか使いにくくなっていることもよくあります
基本を守ればいいとはいっても、整理整頓下手の私には難しいこと。そこでマイルールとして設けたのが『使いにくいと思ったとき、収納を考える』こと。これを繰り返すうちに、いつの間にか定位置が決まり、ごちゃごちゃする場所も減ってきました。
最初からきちんと整理整頓してしまおうとすると、あとモノが増えたときに融通が利かず、かえってどこにしまったらいいのかわからないモノが出てきたりします。引き出しや棚などが使いにくい、モノが取りだしにくいと思ったときに、次のような対策を練ってみましょう。
我が家のキッチン収納。100円ショップで購入した収納ケースで小分けにしてしまっています
引き出しや棚などの平らなスペースには箱やカゴ、ケースを入れるだけで使いやすくなることがあります。だだっ広い場所をそのまま使おうとしても、高さに無駄が出たり、細々としたものが散らかったりします。細かいものをしまうときは収納スペースを小分けに。また、手の届きにくい高い場所もケースを入れれば、簡単に引き出せて使いやすくなります。
■揃える
モノの大きさや形を順序よく揃えるよう心がけてみましょう。例えば、本棚の本や雑誌をB5版、新書版、文庫版といったように大きい順から並べておくと、すっきりとして見えるだけでなく、探しやすくもなります。クローゼットの洋服も丈の長さでワンピース、ロングコート、ショートコート、シャツと順にしまうと、洋服の下にもはっきりと空間を作りやすくなり、無駄なくスペースが使えます。
キッチンの壁に吊るした調理器具。よく使うものをまとめています
頻繁に使うモノは壁に収納して。収納スペースを空けるだけでなく、使いやすくなります。例えば、レードルやフライ返し、ピーラーなどのキッチンツールや、ボディブラシやスポンジなどのバス用品におすすめ。専用の収納グッズもあります。
■余分を持つ
整理整頓ができていても、収納スペースにきっちりとモノを詰めすぎないのもポイントです。いただきものがあったり、どうしても必要だったりして、どうしてもモノは増えていきます。増えたモノを受け入れる余裕がまったくないというのは、かえって困ってしまいます。
すぐには定位置が決められモノを受け入れられる余分なスペースを作っておきましょう。その中はごちゃごちゃしがちなので、フタ付の箱や引き出しなど、目に触れないようにするのがおすすめです。ただし、その中に入れるばかりでなく、時々出してあふれないようにすることをお忘れなく。