海峡の街メッシーナ

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街の高台にある「クリスト・レ」からメッシーナ海峡、港、イタリア本島最南端のレッジョ・カラーブリアを一望

シチリアの右端の角(北東部)にあるメッシーナは、北側をティレニア海、東側をイオニア海に挟まれた海沿いの街。目の前には、イタリア半島とシチリア島を隔てる「ストレット・ディ・メッシーナ」と呼ばれる海峡があり、海峡の向こう側には、イタリア半島の南端レッジョ・カラーブリアを見渡せます。メッシーナ海峡の一番幅の狭いところは、なんと3メートル。イタリア半島に最も近いシチリアの街です。

イタリア本島へ渡る船が発着する港を基点に、メッシーナの街は小高い丘にせりあがるように広がっています。1783年に起きた地震で壊滅的な被害を受けた後、次いで、1908年に襲った大地震により、町のほぼすべての建物が倒壊。その際、高さ12メートルもの津波が起こり、6万人もの死者を出したと言われます。これらの被害から再建されたため、他のシチリアの都市と比べると、新しくモダンな印象です。

メッシーナの見どころ

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街の見どころの中心地ドゥオモ広場

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ドゥオモ横の鐘楼の仕掛け時計

見どころの中心は、ドゥオモ広場。「メッシーナ大聖堂 (Duomo di Messina)」は、ノルマン王国の時代に建設され、1254年に没した新生ローマ皇帝コッラード4世が埋葬されています。しかし、ここも巨大な地震により崩壊し、さらに第2次世界大戦の爆撃で被害を受けたため、現在見られるものはその後再建されたもの。ドゥオモの隣に建つ巨大な「鐘楼(Campanile)」は、1933年の建築で、精巧で美しい仕掛け時計が現在も現役で動いています。シチリアでは珍しいゴシック建築の「サンタ・マリア・デッリ・アレマンニ教会(Chiesa di Santa Maria Alemamma)」など、主な観光スポットは、すべて歩ける範囲にあります。

 

メッシーナの穴場的見どころ

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「クリスト・レ」の展望台には、地元の人もお散歩にやってくる

もう少し、メッシーナでの時間がとれるのであれば、「州立博物館(Museo regionale di Messina)」へ。カラヴァッジョがメッシーナを訪れた際に描いた「羊飼いの礼拝」「ラザロの復活」が置かれています。ドゥオモ広場からトラムに乗って終点Museoで降りればすぐ。

そしてもうひとつ。これぞメッシーナ!の絶景が見られるポイントが、「クリスト・レ(Cristo Re)」。丘の中腹に建つ「クリスト・レ礼拝堂」の前に展望台があり、レッジョ・カラーブリアの山並み、青く輝くメッシーナ海峡を一望することができます。海峡を行きかう船の中には、名物カジキマグロ釣りの漁船も。メッシーナ駅から50番のバスで、プリンチペ・ウンベルト通り(Viale Principe Umberto)を目指しましょう。