ベビーカー/ベビーカー口コミレビュー

東京乳母車のプスプス(2ページ目)

まるで王室で使われているような優雅さで、年々人気の高まっている東京乳母車の「プスプス」。赤ちゃん視点で設計されているという「プスプス」の魅力についてお伝えします。

遠藤 まさ子

執筆者:遠藤 まさ子

子育てグッズガイド

息子のために作り始めたのがきっかけ

開発のヒントになった、元祖乳母車

開発のヒントになった、元祖乳母車

「プスプス」が生まれたきっかけは、横田社長のお子さんでした。遡ること25年前、ご長男を妊娠中だった横田社長の奥様は、銀座のショーウインドーで籐かごの乳母車を見てひとめぼれ。四方八方手を尽くし、それに近い形状の乳母車を愛知県から取り寄せたのが始まりだったそうです。インターネットもない時代だったので、あらゆる業者に電話をし続けて探しだしたそうです。

ご長男、ご長女をその乳母車で育てられた奥様は「とにかく、楽しい思い出ばかり。新宿御苑にその乳母車で散歩に行くと、かわいい!とか、写真を撮らせてくださいなど色々な人に声をかけられて……。とても育児が楽しめたんです」と嬉しそうにお話ししてくださいました。

しかし、その乳母車は鉄製のフレームで深くて大きく、不便な点もありました。そこで横田社長は、ご次男の誕生をきっかけに「不満点を改良して、世界で一台のベビーカーを作ってあげよう」と開発を始めたそうです。会社勤めをしながら図面を引いたり、試作をする毎日は、なんと2年も続いたとか。ある程度の形ができても横田社長は納得せず、趣味の域を超えた開発はまだまだ続きます。その後、さらに2年ほどの開発期間を経て製品化に至ったのですが、「ちゃんと使えるようにできあがったときには、次男はほとんど使わないくらいの年齢になっていて……」と笑いながらお話する横田夫妻。でも、その愛情はお子さんに伝わったばかりか、現在の「プスプス」の完成度の高さへと引き継がれているのです。

次ページでは、プスプスの持つ魅力についてご紹介します。


>> 1台で何役もこなす育児用品、プスプス
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