新生児育児/赤ちゃんのお世話

布おむつのメリットと使い方

最近、布おむつのおむつケーキの出現や、布おむつとおむつカバーが一体化したカラフルな布おむつの登場、エコ、環境問題などがクローズアップされて、布おむつが静かなブームとなっています。紙おむつと比べると、コストは最初の1年間はほぼ同じですが、2年目からは安くなります。おむつ外れが早いのも布おむつの利点の一つです。

浅井 貴子

執筆者:浅井 貴子

母乳育児ガイド

ブーム再来! 布おむつの利点とは?

おむつケーキ

出産祝いにおむつケーキのギフトが増えている。紙おむつがメジャーだが、布おむつ製のおむつケーキもある

東日本大震災直後、ドラックストアやスーパーから紙おむつが消えて、不安になったママも多いのではないでしょうか? ここ最近、布おむつのおむつケーキの出現や、布おむつとおむつカバーが一体化したカラフルな布おむつの登場、エコ、環境問題などがクローズアップされて、布おむつが静かなブームとなっています。私が新生児訪問をしていても、30人に1人くらいは布おむつを使っています。

生後1~2ヶ月のウンチの回数が多い時期は、紙おむつを使って、ウンチがまとまって出るようになったり、ママも育児に余裕が出てくる生後3ヶ月頃から紙おむつと併用して、外出時や夜間は紙おむつ、日中自宅にいるときは布おむつと使い分けている人も多いです。

布おむつ? 紙おむつ? どっちがお得?
コストパフォーマンスがよくなるのは2年目から

よく言われるのが、紙おむつと布おむつのコストの比較です。布おむつは初期投資が必要で、そろえる目安は、布おむつ30枚、おむつカバー10枚、ライナー10枚、洗濯用のバケツなど、合計3~4万円ぐらいかかります。そのほか、洗濯の電気代や水道代、洗剤などを足すと全部で5万円くらいになります。

紙おむつは1日10枚使用するとして、1年間で5万円前後かかります。最初の1年は同じくらいでしょう。おむつは、トイレトレーニングが完了する2~3歳頃まで使うので、2年目以降は布おむつのほうが安くなります。また、2人目以降も予定があれば、断然布おむつのほうが安くなります。

不快感覚がわかるのでトイレトレーニング(おむつ外れ)が進みやすい

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濡れた不快感覚がわかりやすいのも布おむつの利点の一つ

布おむつで育てられる赤ちゃんは、おむつが濡れると冷たいとか汚れたとか不快感覚がわかるので、よく泣きます。ただ、これは逆によいサインと受け止めることもできます。ママは、こまめにおむつの中に指を入れたりして、おむつが濡れていないかチェックしましょう。

布おむつは洗濯も大変なので、トイレトレーニングにもママの力が入りやすいです。その結果、おむつ外れが進みやすい傾向があります。

気になるおむつかぶれについてですが、紙おむつでも相性が合わなかったり、長時間取替えないとかぶれますし、布おむつでも頻繁に替えていればできません。

布おむつ育児をしているママたちは、「布おむつを洗濯して、たくさん干しているときの爽快感はたまらない」、「布おむつだと、育児している!って感じがする」、「紙おむつの買い物の手間が省ける」、「使用済み紙おむつのゴミが少なくなる」といった利点を感じているようです。確かに、夏場に使用済みおむつのゴミを溜めておくよりも、布おむつだとすぐに洗えるので衛生的ですよね。最初から布おむつを使って慣れてしまえば、布おむつの洗濯やたたむ手間などの負担はそれほどでもないという声は一致しています。


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