仕事だけの関係から恋愛に……社内恋愛について考える
社内恋愛という響きにどんな印象を持ちますか?
でも、日常の中で恋愛を成就させるためにどれくらいの情報が役立っているのでしょう? 本当に信頼できる記事はありますか?
私は社内恋愛に関する本を執筆していた際、職場での恋愛について取材をさせてもらっていました。その中で気づいたことがあります。仕事だけの関係からお互いを意識して、愛情を育んでいくまでには、本当にいろいろなパターンがあって、社内恋愛といっても多種多様。相手は、仲の良い同期、同じ部署の同僚である必要はなく、先輩、後輩、上司、部下、得意先の人かもしれません。
大きなプロジェクトを一緒に乗り越えたとき、残業で疲れて一緒に食事をしたとき、たまたま帰る方向が同じで初めてゆっくりお互いのことを話したときなど、特別な感情が生まれるのは自然なことだと思えるのです。
でも、社内恋愛の場合は会社によっては禁止されていたり、トラブルがあったら仕事がしづらくなることなどから敬遠されることが多く、表立って語られることのなかった社内恋愛のスキル。
リスクが多いといわれる社内恋愛ですが、本当にそうでしょうか? これからシリーズとして社内恋愛について取り上げていこうと思っています。
そもそも社内恋愛とは
一人きりで完結する仕事はないから…
合コンや紹介で「なんとなくダメかも」と第一印象で判断した相手とうまくいかないのは、人が本能的に誰かを好きになってしまうものだから。でも、同じ会社にいれば、一緒に仕事をしているうちに長所や意外な一面を知って「優しいから好き」「笑うとかわいい」と、後から“その人のことを好きになった”理由を見つけることができます。
表面的に好きになることはできても、愛情を育むとなると相手をよく知って、信頼関係がないと難しいもの。一緒に仕事をしていると、好きになる理由を見つけやすいし、自分でも作りやすいのです。
一目惚れからスタートする社内恋愛もある
先日、結婚したカップルは同期入社。同期の人たちと一緒に飲みに行ったりしているうちに仲良くなり、本社と支社で最初から離れた場所で働きながら付き合っていました。じつは、入社試験のときに彼が彼女に一目惚れしていたとか。また、上司と部下で結婚したカップルは、彼女が入社したときに彼は面接を担当していたそうです。それから6年後、結婚が決まったときに「もしかして、好みだったから採用にした?」と、からかわれたりしたそうですが、たとえ一目惚れしたからといって分かりやすいアプローチをできないのが社内恋愛。
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