ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

共働き夫婦、保育園と幼稚園、どう選ぶ?(2ページ目)

子どもの教育について考える、というと中学以降の進学コースの選び方やかかる費用、その準備の仕方について考えることが多いです。一方、幼児期はというと、10代後半よりは教育費がかかりませんが、初期教育に対する考え方や親御さんの時間のやりくりが、悩みどころではないでしょうか。今回は、幼稚園と保育園の違いや選び方について、解説します!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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保育園

画像2

保育のプロに任せられるのは安心ですね!

●目的:
厚生労働省の管轄で、児童福祉法に基づく施設の1つで、正式には「保育所」と呼びます。「児童福祉法 第三十九条」に 『保育所は、日日保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設とする』 とあるように、保護者が仕事をしているなどで子どもを見てあげられない時間、預かってくれる、というイメージです。

また、保育に関する情報提供をしたり、乳幼児等の保育相談に応じてくれたりするほか、子どもの発達状態に合わせた活動を提供してくれます。入園できる年(月)齢は保育園にもよりますが、1歳未満の乳児から就学(小学校入学)前までの幼児までとなっています。

●費用:
自治体ごとに、年収に応じた保育料を設定しています。大よそではありますが、3歳児未満の場合は月額5万円(年60万円)前後、3歳以上の場合は、月額3万円(年36万円)前後となっています。兄弟で利用する場合は、2人目以降の保育料金が割引になるところも多いようです。年収による違いだけでなく、自治体によっても大分違いがありますので、お住まいの自治体のHPなどで、早めに確認をしましょう。

●保育時間:
保育園の最大の特徴とも言えるのが、保育時間の長さでしょう。法律(児童福祉施設最低基準)で、「1日あたり原則8時間、その地域や家庭の状況等を考慮して保育所の長が定める」とあります。

図表3

保育園の1日の流れ(例)

保育園によって差はありますが、通常で17時~18時、延長保育で19時、中には20時過ぎまで預かってくれるところもあります。また、0歳児から預かってもらえるので、フルタイムで働いている人にとっては、ありがたいですね。

>>保育園・幼稚園を選ぶ際に重視する点は?
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