現代中国のシンボルとして注目される京滬高速鉄道

京滬高速鉄道

中国建国以来投資額最大、路線距離最長の高速鉄道

2011年6月30日、中国の二大都市、北京-上海を結ぶ京滬高速鉄道が開通! 中国の大動脈を貫く1318キロを、これまでの半分の5時間で走り抜ける世界最速の高速鉄道ということで世界中から注目を集めています。ここでは交通機関としての利用価値とその具体的な利用方法を説明していきます。

京滬高速鉄道の基本データ

京滬高速鉄道

車両ごとにトイレ、熱水器が設置。乗務員も笑顔で親切に対応してくれる

  • 名称:京滬高速鉄道(通称:京滬高鉄)
  • 路線総延長:1318キロ
  • 総投資額:2209.4億元(約2兆7千万円)
  • 最高時速:300キロ(列車番号頭文字G)、250キロ(列車番号頭文字D)
  • 所要時間:最短4時間48分(時速300キロ)、最短7時間56分(時速200キロ)
  • 停車駅(北京南駅-上海虹橋駅路線):北京南駅-廊坊駅-天津南駅-滄州西駅-徳州東駅-済南西駅-泰安駅-曲阜東駅-滕州東駅-棗庄駅-徐州東駅-宿州東駅-【虫豊】埠南駅-定遠駅-【さんずい+除】州駅-南京南駅-鎮江南駅-丹陽北駅-常州北駅-無錫東駅-蘇州北駅-昆山南駅-上海虹橋駅
  • 始発&最終列車:始発は北京、上海共に7時、最終は北京、上海共に18時前
  • 運賃:頭文字G(時速300キロ)商務座(ビジネスクラス)1750元、一等座935元、二等座555元。頭文字D(時速250キロ)一等座650元、二等座410元
<同区間を空路で移動する場合>
  • 所有時間:約2時間
  • 始発&最終便:7時代~22時前後
  • 運賃:エコノミーのディスカウントチケットで400元代~

京滬高速鉄道の魅力1
「車内での5時間を有効活用」

京滬高速鉄道

Gから始まるのが時速300キロの京滬高速鉄道

北京南駅

高速鉄道乗車時の駅での待ち時間は飛行機よりもずっと短い

車内では携帯、パソコンなど電子機器の使用がOKなので、飛行機と比較して車内での“出来ること”がぐっと幅広くなっています。現在ネット環境はありませんが近い将来に整える予定もあるとのこと。

また、食堂車やカートを利用した車内販売があり、ドリンクや軽食、お土産品などを自由に購入することが可能。ただし全面禁煙となっていて停車時間も短いので、喫煙者にとってはかなりキツイ5時間かもしれません。

 

京滬高速鉄道の魅力2
「飛行機よりも時間が確実」

北京空港

空の旅の難点はフライト前後の手続きが煩雑なこと

天候や運航の混雑などで遅延や欠航の出やすい飛行機と比べると、出発到着時間の差が少ないというのが魅力の一つ。

ガイドの経験からいって中国の国内線は遅延、欠航はよくあること、稀なケースではありますがフライト時間の前倒し!?なんていうことさえあるのです。出発・到着時間の確実性という面では高速鉄道に期待したいところです。

 

京滬高速鉄道の魅力3
「未来型総合ターミナルへの発着」

北京南駅

駅到着前後の移動が手軽にできる高速鉄道の旅

京滬高速鉄道が繋ぐ北京南駅、上海虹橋駅共に大型総合ターミナルということで、高速鉄道利用の前後の交通がとても便利です。北京南駅は鉄道、地下鉄(4号線)、バス、タクシーが存在。空港と比べ市内中心部から近く、地下鉄も市内線直結なので2元でどこまででも乗車できます。一方、空港は市内線地下鉄まで空港路線(25元)を利用しなければなりません。

上海虹橋駅は更に便利で、飛行機、鉄道、リニア、地下鉄(2号線、10号線)、バス、タクシーという各種交通機関が相互連結。総建築面積150万平メートルの世界最大の未来型交通総合ターミナルです。降り立った瞬間、国際都市上海の勢いを実感できるでしょう。

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