絵本/絵本人気ランキング

2011年上半期絵本人気ランキング(2ページ目)

ネット通販サイトAmazon.co.jp から、「2011年 上半期Booksランキング」が発表されました。ランキング入りした絵本は、本棚にそろえておきたいおすすめ作品ばかり。そこで、各絵本のイラストレーターにスポットを当てながら、ランクインした人気の絵本をご紹介します。

執筆者:大橋 悦子

第9位 シンプルな色と形にイメージが膨らむ
『じゃあじゃあ びりびり』

じゃあじゃあびりびり

シンプルではっきりとした色と形が、赤ちゃんにわかりやすいと人気の作品


第9位にランクインした『じゃあじゃあ びりびり』は、赤ちゃんのためのファーストブックの定番で、長い間たくさんの親子に愛されてきた絵本でもあります。ページをめくるたびに現れるシンプルではっきりとした色と形を通じて、赤ちゃんとお母さんがイメージを共有しながら心を通わせることができることが、この作品の一番の魅力となっています。

その魅力の源泉を知っていただくために、まついのりこさんが、絵本を作るようになったきっかけをご紹介しましょう。まついさんは、お嬢さんが通う保育園で出会った絵本に感動し、ご自身でも絵本を描いてみたいと考え、27歳にして武蔵野美術大学へ入学。32歳で卒業後、お子さんのために手作り絵本を作り始めたそうです。この手作り絵本を原点として、以降たくさんの絵本を出版なさっています。

まついのりこさんの絵本には、スタートからお母さんとしての愛情がいっぱい詰まっているのですね。だからこそ、時代を超えて、多くのお母さんたちから大きな支持を得ているのでしょう。


【書籍DATA】
じゃあじゃあ びりびり (まついのりこ:作/絵)
価格:630円(税込)
出版社:偕成社 改訂版
推奨年齢: よんであげるなら0歳から
購入はこちらから


>> 次は、上智大学外国語学部卒業という経歴を持ったあの人の代表作
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