投資信託/投資信託(ファンド)の基礎を学ぼう

投資信託の色々な分類方法(2ページ目)

国内で運用されている投資信託は数千本。その中から自分に合った1本を探すには、まず投資信託の分類について押さえておくことが大事です。投資信託の色々な分類方法について見ていきましょう。

執筆者:村岡 里香

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投資対象で区分される「株式投資信託」と「公社債投資信託」

投資信託はその投資対象によって、株式投資信託と公社債投資信託の2種類に大きく分けられます。

資産に株式を組み入れるものは株式投資信託、株式を一切組み入れず、国債や社債などを主に組み入れるものは公社債投資信託です。

目論見書や約款上で少しでも株式を組み入れることが許されているものは株式投資信託に分類されるため、実際には債券のみで運用している場合でも、分類上は株式投資信託に属するものが多くなっています。

投資信託の分類方法

公社債投信と株式投信ではリスクの大きさや税金の扱いがちがうのね

公社債投資信託は安全性の高い公社債のみで運用されるため、株式投資信託とくらべとてもリスクが小さく、収益が安定しているのが特徴です。元本保証はありませんが、預金感覚で保有している人も多いでしょう。ただし、昨今の超低金利から人気は低迷する傾向にあり、金融機関で扱われる本数も少なくなっています。

一方の株式投資信託は公社債投資信託よりもリスクが高めになりますが、様々な投資対象や運用手法のものがそろっていてバラエティが豊か。リスク・リターンの大きさも色々なものがあり、自分に合った商品を選べることで人気を集めています。最近人気の高い毎月分配型ファンドもこのタイプに入ります。
投資信託の商品カテゴリー

公社債投資信託と株式投資信託はそれぞれ上の図のような種類に分けられます(公社債投資信託は投資信託協会の統計資料より、株式投資信託はモーニングスターのカテゴリーより作成)※クリックすると拡大します

また、株式投資信託と公社債投資信託では税金の取り扱いが異なります。現在の制度では株式投資信託の収益には10%、公社債投資信託の収益には20%の税金がかかります。税制については「これでバッチリ!投資信託の確定申告」で解説しているのでご参照ください。

次のページでは、購入期間、運用手法による分類についてご説明します。

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