ゲームが並んだ風景を

ゲームソフトの図

やっぱり、たくさんゲームが並んでいる方が、買う方も欲しくなりますからね。(イラスト 橋本モチチ

さて、Xbox 360の流通状況、なぜ、お店がゲームを仕入れてくれないのか、についてお話してきました。Xbox 360の苦戦の理由はもちろん流通の状況だけではないんですが、キラータイトルがあるかとか、CMはバンバン放送されているか、というような話題に対して、売れる仕組み、売れない仕組み、みたいなところにはスポットが当たりにくいので、取り上げてみた次第です。

Xbox 360が好きなユーザーの方からすると、このゲーム折角面白くて評判もいいのに、お店でに全然売っていない、もっと仕入れればいいのに、なんて思うこともあるかもしれません。全くその通りで、人気が出そうなコンテンツがあった時に、店頭に商品が並んでいるということは、ごくごく当たり前に大事なことです。しかし、その当たり前のことが非常に難しいというのも事実です。

マーケティングの基礎に4Pというのがあります。ジェローム・マッカーシーというアメリカ人の学者さんが何十年も前に提唱した分類で、商品が売れていくためには、プロダクト、プライス、プレイス、プロモーションという、Pがつく4つの要素がある、というものです。プロダクトは製品、プライスは値段、プロモーションは宣伝ですね。そして、プレイスは場所。この場合の場所は売る側から考えるプレイスなので、商品が使われる場所ではなく、商品を売る場所のことです。つまりはお店、あるいは流通全体のことですね。

この4つをXbox360に当てはめた時、プロダクトの質はどうなのか、プロモーションは上手くいっているか、という議論もあるとは思いますが、実は最も競合他機種に離されているのは、プレイスであると言えるでしょう。

極めて厳しい状況ではありますが、ユーザーがお店に行った時に、面白そうなゲームがズラッと並んでいるという風景を、なんとか増やしていって欲しいですね。

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