神戸グルメ/神戸・兵庫のその他ジャンルの名店

Nuda ヌーダ (神戸・元町)(2ページ目)

神戸に話題の超新星店がニューオープン! その名は薪焼きレストラン「Nuda」。バスクの名店エチェバリに勤められていた坂井シェフと、元アラン・シャペルの西川さんによる、薪焼き(熾き火)を駆使した料理が楽しめる一軒です。

執筆者:麻生 玲央

メニューは日替わり

チュレタ

チュレタと呼ばれる薪焼きのLボーンステーキが名物の一つ

さて、その日のコース内容ですが、朝の仕入れの時に初めて決まります。つまり、シェフはその日手に入れることができた、出来るだけ新鮮な素材からイメージを膨らませ、コースを組み立てられるので、コースはひとつだけですが、毎日そのメニュー構成が異なるのです。つまり日替わり。

以下はランチ・ディナー共通メニュー・デギュスタシオン(8.662円税サ込)の一例です。


・トウモロコシ

とうもろこし

とうもろこし

まず一品目は、トウモロコシのスープ。味わい的にはスープというよりトウモロコシ汁(ジュース)のようで、素材の味がストレートに楽しめます。最近は甘いだけのトウモロコシを使った極甘スープが多いですが、このスープは甘味はあるけれど、それ以上に「素材の味」が勝っているんです。

つまり、トウモロコシの「甘さ」よりも、「トウモロコシらしさ」を際立たせた仕上がりで、シェフの言う「素材を丸裸にする」という意味を、このスターターで垣間見ましたね。次からの料理にも期待が膨らみます。


・バターと野菜

バターと野菜

バターと野菜

続いて登場したのは、薪焼き料理とは思えないような華やかな一皿。一見しただけではフレンチのようですが、こういう盛り付けのセンスに、シェフのポテンシャルの高さがキラッと光ります。

バターはもちろん手作りで、ここにスモーキーな薪の香りを付与させた逸品。その滑らかな舌触りと共にフワリと馨しい熾き火(ブラサ)のブーケが寄り添い、何とも不思議なテイストになっているのです。バターに塗したパン粉のアクセントもいいですね。

さらに、野菜も熾き火で軽く火入れされており、こちらも薪焼きの魅力が発揮されています。野菜は関西最高と名高いGGファーム(カセントでもお馴染みの野菜農家さん)の無農薬野菜が使われており、その鮮度と質の高さも特筆物。

次ページでは、コース料理の続きをご紹介します。
 

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