タッカーの使い方!DIYにとても役立つ便利工具
値段も手頃なタイプのタッカー(ガイド私物)
タッカーとは何か、ご存知ですか? 大きなホッチキスのような便利道具で、布などを、針(ステープル)で簡単に壁にとめることができます。例えば椅子の布地を貼り替えたり、天井に布をとめたり、ポスターを貼ったり、薄い板をとめることができます。
そんなタッカーの仕組みや使い方、針(ステープル)の入れ方、実践例をご紹介します。
タッカーの使い方と仕組み
針(ステープル)はホッチキスのものより大きいです
タッカーは大きなホッチキスのようなものですが、ホッチキスよりも大きなコの字型の針(ステープル)が入り、布などを壁などにとめることができます。ホッチキスのように、挟む必要がありません。
爪が上向きになるように戻します
DIY用のタッカーは、後ろ側に針(ステープル)を入れるところがあります。金具を押して、下方向にずらすと爪が外れます。全部引き出してから、中のガイドにそって針(ステープル)を入れて、金具を戻し爪を本体に引っ掛けます。針(ステープル)を入れすぎると爪が引っかからなくなるので、無くなったらステープル1組を入れるようにしましょう。
思い切ってハンドルを握った方がうまく入ります
ハンドルを握るとバチンという音と一緒に針(ステープル)がとまります。ホッチキスと違う点は、コの字型のまま材料にとまるところ、威力のあるところです。穴も小さく、しっかりとまりますが、必要のないときにはペンチなどで簡単に外せます。
食い込んでいる場合があるので下地を傷つけないようにしましょう
種類によってはホッチキスのように後ろに打ち込んだステープルを外す爪がついています。ホッチキスと同じ要領で外しましょう。勢いよく外すとステープルが飛んでくる可能性があります。爪がステープルに入った後、上からテープを貼ると飛び跳ね防止になります。
タッカーの種類! サイズや値段など
タッカーの種類、右上から金額の高い順
タッカーの価格は刃のサイズや本体の耐久性によって異なり、約500円~7000円のものがあります。価格の安いなものはボディがプラスティックだったり、刃の長さが短かったりしますが、家庭のDIY作業にはとても重宝します。
価格の高いものはボディが金属製だったりと本体の耐久性や刃のより長いものが使えるようになります。また部品の緩み防止や打ち込み時の反動軽減タイプもありますので、ご自身の必要な用途で選んでみてください。
マックス株式会社説明書参照
種類によっても合うステープルは異なります。説明書や本体に書いてあるステープルを使ってください。
タッカーの使い方実例その1:目隠し布をつける
目隠し布を取り付けましょう
ディアウォールで組み立てた棚にちょっと目隠しをしてみます。
端から順番にとめていきます
作業は簡単。布を上からタッカーでとめるだけ。カーテンのようには開きませんが、布が落ちてくることなく、しっかりとめられるのでとても便利です。
布で雰囲気が変わります
キチッとしたい場合は引っ張りながら針(ステープル)を多めにとめましょう。緩い雰囲気にしたい場合は針(ステープル)の間隔を広めにとめていきます。
蛍光灯の目隠しに布をつけたり、天井や壁にもとめて素敵な内装を作ることができます。カラーボックスの目隠しもお手軽にできます。
タッカーを使い方実例その2:ベビーチェアをリメイクする
そのままでもかわいいですが、ちょとリメイク
タッカーがあれば、椅子のリメイクもすることができます。子供っぽくなってしまったベビーチェアの座面を張り替えてみましょう。
【手順】
外したネジはなくさないよう小皿に入れておきましょう
1. ネジを外す
椅子の裏面がネジでとまっているタイプの椅子でしたら、おおよそ張替えは可能です。まず座面のネジを外します。
今回使ったのはドット柄のビニールクロスです
2. 布
のりしろ分を考えて大きめに布をカットします。
タッカーが反動で浮かないようしっかり押さえましょう
3. 布をとめる
タッカーで周りをとめていきます。タッカーが材料に垂直にあたるように前方を抑えておくと安定します。慣れてきたら片手でもとめることができます。
引っ張りながらがコツです
4. カーブ
カーブのところは、きれいなギャザーが寄るように引っ張りながらとめていきましょう。重なりが大きくなってしまうところは、はさみで少し切り込みを入れましょう。
ビニール素材を使うと汚れが落としやすいです
5. 完成
余分なところははさみで切り落とします。元のネジを締め直して出来上がりです。
インテリアに合わせて張り替えるのも楽しいです。座る場合は透けるような薄い布よりも少し厚手の布を使いましょう。
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