住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのポイント

間取りでもっとも失敗が多いのは動線と配線(3ページ目)

間取りでもっとも失敗が多いのが動線と配線の問題です。生活をしていく中で、やはりコンセントやスイッチなどの位置はとても重要になり、使い勝手が悪いととても不自由に感じてしまいます。実際にあった失敗例を参考に動線配線計画について考えてみましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

失敗しない配線はどこでチェックする 

間取りが決まったら動線をチェックします。動線とは住まいの中で人がただ動く軌跡という言葉です。ここでは単なる動線ではなく生活動線を考えましょう。生活動線は朝・昼・夜の家事を含めた動線です。それは間取りが決まった段階で行うことが重要です。それらをチェックすることでここにエアコンを取り付ける壁が必要。スイッチを設ける壁がない。だったら引戸をやめてドアにするなどの変更が出てくるからです。

<動線・配線計画の流れ>

間取りを決める

生活動線をチェック

配線計画をたてる

スイッチ・コンセントの位置と数

間取り決定


ガイド佐川のワンポイントアドバイス 

間取りが決まったら自分の持ち家具や機器類の確認をし、図面の中に落とし込む作業を自分でしてみることです。生活の細かい部分やこだわりは設計者にはわかりません。自分で図面の中に書き込むことで今まで見えていなかった箇所が見えてくるものです。そうすることでより生活がイメージしやすくなります。
コンセントなどの高さは一般的には床から25cmです。これも決まっているものではありません。自分の使い勝手のよい高さ、使い勝手の用途に応じて決めていけばよいのです。ただその際、専門家のアドバイスを受けて進むことは忘れないでください。
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