住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのポイント

間取りでもっとも失敗が多いのは動線と配線(2ページ目)

間取りでもっとも失敗が多いのが動線と配線の問題です。生活をしていく中で、やはりコンセントやスイッチなどの位置はとても重要になり、使い勝手が悪いととても不自由に感じてしまいます。実際にあった失敗例を参考に動線配線計画について考えてみましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

動線と配線のありがちな失敗例  つづき 

<失敗例3>・・・勝手口と配線計画
キッチンに勝手口を設ける場合、ほとんどの人はゴミの搬出が目的です。近年環境意識の高まりを受けて、生ごみのコンポストを設ける人も多くいます。コンポストを設けることが初めからわかっている場合には事前に防水コンセントを設けておくと良いでしょう。
また、勝手口周辺には室外機や給湯器が並びます。室外機の上にあがって、洗面脱衣室や浴室を覗きこまれることもあります。窓の高さや位置に注意が必要です。


<失敗4>・・・室外機のコードが届かない
これは特に階段での失敗例が多いです。掃除をする際には階段の近くにコンセントは必須ですが、階段下はトイレや納戸などがあり扉がつくので壁が比較的少ないものです。そうするとスイッチやコンセントを設けることができません。そして階段の1段目部分にも柱があるためコンセントをつけるのは無理です。階段の2段目の壁に設けるとよいでしょう。


<失敗5>
・・・ベッドがコンセントをふさいでしまった
子ども室や寝室を考える際、少なくともベッドや机のレイアウトを一通りではなく、二通りのパターンを考えて部屋の大きさやコンセントの配置などを考えましょう。いざベッドを置いたらコンセントが隠れてしまってはもったいないし不便です。
ベッドヘッドの照明がどうしてもうまくいかない時はフロアコンセントを活用するとよいでしょう。


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます