地酒とともに料理を楽しもう!
ブルガリアの街角を想わせる佇まい
場所は、雑色駅からすぐ。と聞いて、一瞬どの沿線なのかわからなかったワタシだが、調べてみると、京浜急行電鉄本線の駅。品川からは、なんと、電車で15分弱。蒲田で乗り換える必要はあるけれど、以前横浜に住んでいた私にとっては、とても身近な場所に感じられた。
お店は、雑色駅から徒歩1分ほど。路地裏をひょっこり覗くと、さりげなく佇む店が、そう、
本格ブルガリア料理店「ザゴリエ」である。派手さこそないけれど、ところどころにセンスのよさがうかがえる佇まいが、何かブルガリアの街角を想わせた。
はやる気持ちを胸に扉を開けると、店内も外観のイメージ通り。しっとりと食事が楽しめる空気に包まれていた。大人数でワイワイというよりは、少人数でワインを傾けながら語らうに相応しい店だといえるだろう。
「前菜盛り合わせ」※これにひき肉と米のぶどう葉包みがつきます
料理は、定番メニューがひと通りそろっており、すべて口にしたくなるラインナップ。個人的には、ブルガリアの家庭を転々として身についた、“塩気のある前菜をつまみながら、ぶどうやプラムから造られる蒸留酒ラキアをくいっとやる”パターンが気に入っているのだが、この店では、ブルガリア産のワインとともに、自家製のソーセージや煮込み料理、オーブン料理などをつまむのも心地よい。