住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのテクニック

良い間取りをつくるコツはいかに敷地を読むか(2ページ目)

良い間取りというのは敷地のもついろいろな要素に配慮し工夫をすることで生まれます。そのためには建物の内観や設備にこだわるだけではなく、敷地のさまざまな情報を得ることも重要です。敷地のチェックポイント12項目を一緒に学んでいきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

敷地のチェックポイントは12項目  <7~12項目> 

7.隣家周辺の窓の位置
狭小地であると隣家の窓の位置がとても大切です。窓の位置をチェックしておきましょう。


8.設備のインフラを確認
水道やガス管の取り出し位置、電柱の位置を確認しておくことです。建物の配置や水まわりの位置との関係性が大切だからです。


9.雨水の排水は
敷地の雨水はどのように処理されるのか、マンホールの位置でチェックしておくことです。

設計:佐川旭建築研究所

設計:佐川旭建築研究所


10.敷地に立って眺望の良い方向はどっち
北側のみ開放的で他の三方向はすべて建物が建っており日照が期待できない敷地もあります。方位に関係なく眺望の良い方向を見つけ、そこから間取りを考えるのです。

(写真:北側の道路と土手を取り入れた)


11.敷地周辺の外観や街並み
個人の家であってもできれば街並みに配慮したいものです。周辺の建物のファサード(立面)のデザインをチェックして参考にして下さい。


12.電柱と街路樹の位置
電柱の位置は車の出入りに影響を与えたり、街路樹は借景になることもあります。


ガイド佐川のワンポイントアドバイス 

生活は家の中だけでは成り立ちません。必ず外部との関わりの中で営まれるものです。したがって敷地をどう読み解くかはとても大事で、設計士の力量の見せどころでもあるのです。
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