敷地がもつ要素を考える 

家をつくるとなるとどんな間取りがよいかなと、とりあえず初めに雑誌を見たり、ネットで調べたりするものです。しかしながら良い間取りというのは敷地のもついろいろな要素に配慮し工夫をすることで生まれるのです。敷地は間取りにどのような影響を与えるのか、チェックをしてみましょう。


敷地のチェックポイントは12項目  <1~6項目>

建物の形や面積は、敷地の形はもちろん建築基準法や道路との関係によって決まってきます。しかし敷地と敷地の周囲環境をじっくりと読み解くことで、仮に不利な条件においてもそれを逆手にとって良い間取りになることもあります。まずは敷地のチェックをしていきましょう。

<チェックポイント12項目>

1.北の方位はきちんと測ったか?
一般的な敷地測量図面に記入されている方位は測定されたものではないことが多いので、きちんと測定し直すことが必要です。


2.敷地の高さ
道路と敷地の高低差または隣家との高低差を確認することです。車の出入りにも影響します。


3.接する道路の幅は
基本的に道路は4.0mの幅を確保し、道路中心から敷地まで2mがないといけません。狭い道路などは昔の2間(3.6m)が多いです。そうなると20cmのセットバックが必要になります。

 
設計:佐川旭建築研究所

設計:佐川旭建築研究所


4.旗竿敷地は接する長さにも注意
旗竿敷地は道路に2m以上接していなければ許可になりません。また、車の出入りや自転車を置くスペースの確保など、旗竿敷地は道路に接している幅に要注意です。

(写真:道路から19.0mの旗竿敷地に建つ住まい。カーポートや門扉、階段などをうまく利用し、アプローチの空間を豊かに工夫した。)


設計:佐川旭建築研究所

参考:佐川旭建築研究所

5.塀の高さと境界の位置
万代塀が隣地との中心線になっていることがあります。これは勝手に壊すこともできません。また、日照や通風にも影響します。仮に土地を購入する際は、隣家との状況がどうなっているのかを確認することです。

(写真:万代塀中心が境界の鋲である)


6.敷地境界から隣地までの距離は?
採光通風はもちろん、プライバシーに工夫が必要になってきます。隣家の窓の形から想像して何に使われているかをチェックすることです。