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プリウスαより広い!? フィットシャトルの魅力

本来なら3月17日に発表される予定だったフィットシャトルが3ヶ月遅れのデビューとなった。震災による部品の遅れだけでなく、生産ラインを電力不足となる東京電力管内の狭山工場から鈴鹿工場に移す、といった大きな変更を行った上での3ヶ月遅れである。日本の製造業の底力を感じます。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

改めて感じるフィットの“凄さ”

フィットシャトル

フィット同様、ガソリンモデルとハイブリッドモデルが存在。前者は161万円~、後者は181万円~と価格も魅力的だ


本来なら3月17日に発表される予定だったフィットシャトルが3ヶ月遅れのデビューとなった。震災による部品の遅れだけでなく、生産ラインを電力不足となる東京電力管内の狭山工場から鈴鹿工場に移す、といった大きな変更を行った上での3ヶ月遅れである。日本の製造業の底力を感じます。

クルマの基本コンポーネンツはフィットのリアオーバーハングを伸ばしたものだと理解すればいいだろう。ここで特筆すべきなのがベースとなるフィットの“凄さ”。コンパクトカーながら、燃料タンクを車両中央に設置することによって室内スペースのムダを徹底的に廃した。
フィットシャトル

ベースとなるフィットの高効率パッケージングを活かし、大容量のラゲッジスペースと居住空間を実現した


結果、1.3リッターエンジン搭載車にも関わらず、2リッター級セダンと同等以上の居住空間+ラゲッジスペースを持つ。そのフィットのリアオーバーハングを長くしたのだから強烈。リアシートを収納した時の荷物スペース長は1810mmもあり、2.4リッター級のステーションワゴンとイーブン。

2列シート仕様の比較なら、プリウスのリアオーバーハングを伸ばしたプリウスαより広いほど。大人4人+4人分の海外旅行用トランクを軽々と飲み込む。リアにバッテリーを搭載していないガソリンエンジンモデルであれば、2リッターセダンのトランクと同じくらいの容積を持つ床下収納スペースまで付く。

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