光の帯で有名! アンテロープキャニオン
ユタ州とアリゾナ州にまたがったレイクパウエルの町にある渓谷、アンテロープキャニオン。天井から差し込む光で帯ができる景色はとても有名で、日本のメディアにも度々登場しています。横幅が3mほどしかない洞窟のような空間の天井だけが開いていて、お昼ごろになるとそこから光が渓谷内に差し込み、幻想的な世界を作り上げるのです。場所&アクセス
アンテロープキャニオンの最寄りの町はページで、グランドサークルのエリアでは最も大きな町の1つ。グランドキャニオン国立公園やザイオン国立公園からは約2時間、モニュメントバレーから約1時間半のドライブです。レンタカー以外のアクセスはほとんどなく、ラスベガスからグランドサークルを回る2泊3日~3泊4日のツアーに参加する必要があります。
また、アンテロープキャニオン内はネイティブアメリカンのナバホの人たちの管轄のため、ツアーに参加しなければ入ることができません。料金は、どこのツアー会社を利用してもページ出発で32ドル。
ツアーのベストタイム
ツアーのベストタイムは、お昼の12~14時の間に渓谷内に滞在できるもの。夏は、もう少し早くから遅くまで大丈夫ですが、冬の時間帯は必ず12~14時のツアーに行きましょう。ツアーの時間はアリゾナ州(冬はマウンテン標準時、夏はサマータイム導入なしで太平洋岸標準時と同じ)時間で催行されています。5月の終わり、ガイドも久しぶりにツアーに参加してきました。ページの町から出発する11時半のツアーで、ちょうど12時ぐらいにアンテロープキャニオンに到着。10年前に行った時は、そんなに光もすごくなく、ただがっかりした印象しかなかったのですが、今回はラッキーなことに、たくさんの光の帯を見ることができとても感動しました。
ツアー参加の注意点
ナバホのガイドさんが約15人ずつ車に乗せて、ツアーに連れて行ってくれます。ツアーの注意点がいくつかあるのでご紹介します。■必ず事前に予約を
4~9月ぐらいの夏の時期は、必ず前の日までに予約が必要です。冬の時期なら、朝行って午後のツアーに行ける場合がありますが、11時半のツアーに行く場合は必ず予約を!
■カメラをしっかり包む
ページからアンテロープキャニオンまでは、トラックの荷台に屋根が付いたような車に乗って行きます。20分ぐらい未舗装道路を通るため、砂埃が舞い上がります。
このエリアの砂はとても細かく、知らないうちにカメラの隙間に入り、レンズカバーが閉まらなくなることもしばしば。車に乗っている間は、撮影を我慢して、カメラはしっかりビニール袋などに入れておきましょう。
■フラッシュはオフに
アンテロープキャニオンの入口でもガイドさんから注意がありますが、渓谷内でフラッシュをたくのはNG。微妙な光の屈折や影などがフラッシュによって崩れてしまうからです。美しい写真を撮りたいなら、絶対にフラッシュはオフで! フラッシュをたかなければ、誰でもプロのような写真を撮ることができます。撮影の際は、三脚があるとベターですが、ない場合は壁にカメラをくっつけ、固定させるといいでしょう。
■ガイドさんに張り付いて
ページからアンテロープキャニオンに連れて行ってくれた運転手さんが、アンテロープキャニオン内ではガイドをしてくれます。1台毎グループになって進みますが、ガイドさんがベストポイントで写真の撮り方などを教えてくれます。ガイドさんの近くにいると、「カメラを貸して」と言われ、良いポイントでどんどん写真を撮ってくれるので、とてもお得です。
■チップを忘れずに!
お世話になったガイドさんに、チップを渡した方がベターです。チップは一人一人ではなくグループごとでOK。2~3人で、10ドルぐらいで十分です。
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■Antelope Canyon(アンテロープキャニオン)
料金:大人32ドル、8~12歳20ドル、6~7歳14ドル、5歳以下無料
時間:7:00~16:30