平沢進さんの生徒だった
ガイド:今回のインタヴューはとても楽しみにしていました。結成から現在に至るShampoo、そして折茂昌美さんに迫りたいと思います。P-MODELの平沢進さんのプロデュースで、二人組Shampooとして1982年にシングル『Tonight』でデビューされたんですけど、折茂さんはもともと平沢さんの生徒だったんですね。
折茂:
はい。シンセサイザー教室の生徒でした。
ガイド:
シンセサイザーを習おうってどうして思われたのですか? 当時、まだ女性でシンセサイザーを習っていた人は珍しかったのでは?
折茂:
シンセサイザー自体が、まだ一般的ではなかったですね。とても高価なものだったし、珍しくて興味津々でした。そんな時にヤマハが比較的手に入りやすい値段のCS10を教材にしたシンセサイザー教室を始めたんです。私はCS10を持っていませんでしたが、ともかくソコに行けばシンセサイザーに触れるという…その一心で(笑)。