室内スペースも要チェック
もしデミオの室内スペースで何ら不満ないという人は、燃費の良い方を選べばいい。一方、室内スペース重視のクルマ選びであれば、リアシートやラゲッジスペースが一回り大きいヴィッツに魅力を感じることだろう。購入で迷ったら、ぜひとも両車を比べてみること。意外と室内の「広さ感」は異なる。159万円のフィットハイブリッドならどうか。価格差19万円。加えて横滑り防止装置やアルミホイールなど付かない。実用燃費差も走行1万kmあたり5000円以下。燃費の良さを利しての挽回はほぼ不可能だ。室内スペースがヴィッツより一段と広いため、一回り大きなクルマを買うというイメージか?
いちばんお得なのは?
ちなみに最もコストパフォーマンスが高いのは来年2月に発売予定となっているヴィッツ級のハイブリッド。160万円程度で実用燃費25km/Lに達する。走行1万km毎にデミオより3万7000円浮く計算。5万km走れば20万円の価格差も挽回可能。ヴィッツ級ハイブリッドが出たら敵無しだと思う。その他、日産マーチという競合車もあるけれど、デミオより小さく品質的に物足りないのでライバル関係にはならない。安いなりのクルマです。以上。低燃費エンジン搭載のデミオを買うなら、標準エンジンのデミオとアイドルストップ付きヴィッツとジックリ比べたらいいだろう。