特許が証明するオリジナリティ
創業者のアロンゾ・タウンゼント・クロスが取得した最初の特許証明書(英国ビクトリア女王の標章)
1916年、創業者のアロンゾは自らの引退に際して会社を売却。販売担当および機械技師を務めていたウォルター・R・ボスの一族がクロスを引き継いだ。それを機にさらに洗練されたデザインを開発するようになり、彩りが美しい「オルライト」ラインなど、数々の名作を生み出した。
創業100周年を記念した「センチュリー ペンシル」のエレガントな形状と円錐台のキャップトップはクロスを象徴するデザインとなり、1953年に発表された「センチュリー ボールペン」は“アメリカの筆記具を代表するモデル”とまで評された。1949年には「機構上永久保証制度」を導入。仕上がりに自信を持つクラフトマンシップの象徴として今日まで継承されている。
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