預金・貯金/定期預金の活用術

ゆうちょ、JA…銀行以外の定期預金

定期預金といえば銀行が思い浮かびますね。他の金融機関でも定期預金を作ることが出来ます。ゆうちょ銀行、信用金庫、JAバンク(農協)、JFマリンバンク(漁協)など。銀行以外の定期預金を紹介しましょう。

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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定期預金を作れるのは預金取扱い金融機関

銀行以外で定期預金

以外にも身近なところにあるかもしれません。

普段、何気なく使っている銀行。銀行は、預金取扱い金融機関のひとつです。預金取扱い金融機関には、銀行のほかに、ゆうちょ銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農業協働組合(農協)、漁業協働組合(漁協)があります。預金取扱い金融機関という分類の通り、これらの金融機関は、普通預金を始め、定期預金、貯蓄預金、積立などを取扱っています。

ゆうちょ銀行、JAバンク、JFバンクは預金ではなく貯金 

これらの金融機関の中で、一定期間お金を預ける商品を定期預金ではなく、定期貯金と呼ぶのが、ゆうちょ銀行、JAバンク(農協の金融サービス部門)、JFバンク(漁協の金融サービス部門)です。かつて日本が貧しかった頃、お金を貯めることを推奨していた名残と言われています。

定期預金と定期貯金。呼び方は多少違いますが、一定の期間お金を預けると利子がつくという仕組みは同じです。

ゆうちょ銀行は定額貯金と定期貯金 

ゆうちょ銀行でおなじみの商品といえば定額貯金です。6ヶ月たてばいつでも解約できて最長10年まで預けることができます。いわば6ヶ月以上10年以内で自分で自由に満期を決められる貯金といえます。

ゆうちょ銀行では、この定額貯金とあわせて定期貯金もあつかっていて、定期貯金のほうは、一般の銀行の定期預金と同じ仕組みです。1年、3年などの期間を定めて預入れると利子がつきます。

株式会社と協働組織金融機関 

同じ預金取り扱い金融機関といっても、その成り立ちにより、呼び方以外にも違いがあります。銀行は株式会社です。これに対し、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協、漁協は、協働組織形態の金融機関です。協働組織形態の金融機関は、利益を上げることが目的ではなく、会員や組合員の相互扶助(助け合い)が基本的な考え方。そのため利用できるのは原則会員や組合員で、会員や組合員になるには住所などいくつかの制約があります。

ただし会員や組合員でない場合も、一定の範囲内で、定期預金などを利用できる場合があります。

中には金利が高めだったり、懸賞付の定期預金を扱っているところもあります。協同組織金融機関は、いずれも地域密着型で、地元の人向けに独自のサービスを行っているケースが多いので、身近なところに実は自分が利用できる協働組織の金融機関がないか、気をつけて探してみるのもオススメです。
 
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