2026年7月現在、ネット銀行を中心に金利の高い定期預金が増えています。
これまで「どうせ金利は期待できない」と普通預金のままにしていた方も、「せっかくなら少しでも多くの利息を受け取りたい」と考える機会が増えてきたのではないでしょうか。
今回は、数ある定期預金の中でも「1年もの」に注目し、そのメリットについて考えてみましょう。

100万円を預けたらどうなる? 普通預金と定期預金の差
普通預金と定期預金では、同じ金額を預けた場合でも、1年後に受け取れる利息に大きな違いが生まれます。
2026年8月からメガバンクや地方銀行などの銀行で普通預金の金利が「年0.4%」となる予定です。そんな中、ネット銀行の1年もの定期預金では、年1.6%といった高い金利のものが提供されています。
例えば、100万円を普通預金(仮に金利0.4%)と定期預金(金利1.6%/新規口座開設者向け)にそれぞれ1年間預けた場合の、税引き後の利息は次のようになります(※)。
【普通預金】
約3188円(税引き後)
【定期預金】
約1万2750円(税引き後)
差額は約9562円。金額だけ見ると小さく感じるかもしれませんが、ただお金を預けておくだけでこれだけの違いが生まれると考えれば、決して見過ごせない差といえるでしょう。
※金利も預金残高も変わらなかった場合。税率20.315%で計算
1年もの定期預金が「賢い資金の置き場所」になる2つの理由
現在の金利上昇局面において、1年という期間の定期預金は、預金者にとって「利便性」と「実利」のバランスが取れた選択肢といえます。
●高水準な金利を確実に受けられる
2026年7月現在(2026年7月20日時点)、特にネット銀行には、普通預金よりも好条件な金利の定期預金があります。特に筆者が注目したいのは以下の3行です。
①あおぞら銀行
商品名:BANK THE GIFTスペシャル定期
金利:1.6%
預入期間:1年
預入金額:50万円以上1000万円まで
対象:BANK口座限定、新規口座開設者向け
※口座開設期間は、2026年9月30日まで。また、預入可能期間は、2026年10月30日まで。ただし、募集総額800億円に達した場合は早期終了します。
参照:あおぞら銀行「BANK The Giftスペシャル定期」
②SBJ銀行
商品名:はじめての定期預金〈はじめくん〉
金利:1.55%
預入期間:1年
預入金額:1円以上預け入れの上限なし
対象:新規口座開設者向け
※預入可能期間は、口座開設月を含む当初3カ月間。2026年7月に口座開設をした場合は、2026年9月までが期限。
③SBI新生銀行
商品名:スタートアップ円定期預金
金利:1.55%
預入期間:1年
預入金額:インターネットバンキング経由の場合、30万円以上
対象:新規口座開設者向け
※口座開設月を含む3カ月目の末日まで申し込みが可能。2026年7月に口座開設をした場合は、2026年9月末日までが期限となります。
各商品に適用条件あり、詳しくは公式Webサイトをご確認ください。
普通預金に預けたままにするよりも、こうした定期預金を活用することで、着実に利息を積み上げられます。「まずは1年間だけ」という明確な期限があることで、初心者の方でも心理的な負担なく始められるでしょう。
●次のチャンスに備えられる「柔軟性」
1年もの定期預金の強みは、将来の金利上昇に対して「フットワークを軽くしておける」点にあります。
例えば、5年や10年といった長期の定期預金に預けて、半年後にさらに金利が上がったとしても、満期までの長い間、預け入れ時の金利で固定されてしまいます。
その点、1年ものであれば、満期が来るたびにその時点でのより魅力的なキャンペーンへと柔軟に乗り換えることも可能です。
1年もの定期預金は「次のチャンス」に備える、お金の待機場所
金利上昇局面においては、「縛られ過ぎず、寝かせ過ぎない」のが鉄則です。
1年で満期となる定期預金は、つい手を付けてしまいがちな普通預金とは異なり、着実にお金を守れます。また、5年などの長期間の定期預金のように、さらなる好条件を逃してしまう心配もありません。
もし今すぐに使う予定はないけれど、「とりあえず普通預金に置いたまま」のお金があるなら、このタイミングで1年間だけ場所を移してみてはいかがでしょうか。







